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｢もう暗いし家まで送ろうか？｣
予想外すぎる…言葉だった
｢…え？｣
大ちゃんも驚いてる
｢いやでも…悪いし｣
今、そんなに優しくされたらダメだよ
俺まだお前のこと好きなんだよ？
お前が俺に優しくする理由は何？
元恋人だから？
それとも………なに？
優しさは、時に凶器になる__
｢いのちゃんは俺が送るよ、�睫�｣
間をついてそう言ったのは大ちゃんだった
｢は？｣
｢え？｣
きょとんとする俺の腕を取り、じゃ、と短く告げるとその場を後にした
その勢いのまま大通りまで少しの道を歩き、流れているタクシーを捕まえ2人で乗り込んだ
大ちゃんが伝えた行先は、俺の家
2人の間に、妙な沈黙が流れる
｢…ごめんね、せっかく�睫擇�送るって言ってたのに｣
｢いや…うん。俺も、どうしたらいいかわかんなかったから｣
正直、大ちゃんに助けられたと思ってる
�睫擇�2人になったら俺、何言い出すか分かんないし
そもそもあんなの…ズルい
｢そっ…か。うん、良かった｣
ホッとしたように笑う大ちゃん
最近の大ちゃんは、本当に優しい
まるで人が変わったみたい
また沈黙が訪れそうで、急いで話題を変える
｢今日、ほんと楽しかったね。でもやっぱ大ちゃんの言う通り、次はカラオケかな｣
｢あ、うん！だな。絶対カラオケ！｣
そのあとはいつも通りの俺達。
美味い店の話とか、面白い共演者の話、尊敬する先輩の話…
BEST会で聞いたみんなの話を思い出したり…楽しくて、あっという間に家に着いた
｢大ちゃん、ホントありがとね。楽しかった｣
｢うん。俺もめっちゃ楽しかった。また飯いこ！｣
俺だけタクシーを降り、中の大ちゃんに屈んで礼を言う
タクシー代を頑として払わせてくれなかったから、今度何かお礼を買わなきゃな
｢うん、いこいこ。またいいお店教えて？｣
｢おうよ！｣
じゃあね、とドアを閉めようとした、その時
｢っいのちゃん！｣
閉まりかけのドアを手で静止し、大ちゃんが俺を呼ぶ
｢…寂しくてどうしようもなくなった時は、俺に電話して。
俺、いのちゃんがどこにいようが迎えに行くから｣
｢……え？…大ちゃ｢じゃあ！おやすみっ｣
バタン！と勢いよくドアが締まり、タクシーはそのまま行ってしまった
____酔いはとっくに覚めたはずなのに、顔は火照ったままだった
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musicmans5962(プロフ) - 大ちゃんが、いい人で、優しくて、めちゃくちゃ泣けました(；ω；)�睫擇気鵝∩瓩�いのちゃんに本当のこと言って、いのちゃんを幸せにしてあげて欲しい（ ; ; )これからも、更新楽しみにしてます。 (2020年7月10日 16時) (
レス) id: 65437c10de (このIDを非表示/違反報告)
てり。(プロフ) - shootingstarhapさん» ありがとうございます！そんなふうに言っていただけて光栄です(;_;)宜しくお願い致します。 (2020年7月7日 11時) (レス) id: a8c386142d (このIDを非表示/違反報告)
shootingstarhap(プロフ) - 読みました(^-^)それぞれの気持ちを思うと凄く辛いです…。どうか皆幸せになってほしいと願ってしまいます。感情移入して泣いてしまいました…。続き楽しみにしています(^-^) (2020年7月7日 6時) (レス) id: 841a63da71 (このIDを非表示/違反報告)
てり。(プロフ) - すみません本当に！！(T_T)嬉しすぎます、ありがとうございます…！ (2020年7月5日 1時) (レス) id: a8c386142d (このIDを非表示/違反報告)
musicmans5962(プロフ) - わーてりさん！！海月待ってましたよ(T . T)嬉しいです。楽しみにしてます(＾ｰ^) (2020年7月4日 7時) (レス) id: 65437c10de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：てり。 | 作成日時：2019年1月5日 14時
