第853話 ページ37
Aside
目の前に怯える子リス１匹
いや、女の子1人
長い薄紫の髪に隠れてよく表情は見えないが、確実に怯えてる
「えっと…………」
蒼「はっ、はいぃぃ！」
「…………」
(ねえ恋ちゃん、俺ってそんなに怖い？)
恋(顔とガタイが)
(全部じゃねえか！！)
※2人は小声で話しています
蒼「あ…………あの、怖いわけではないんです……」
2人(聞こえてたんかい！！！！)
「え？じゃあ……なんで、その…………ビビってる？の？」
蒼「え…………あ、……………れなんです」
「ん？なんて？」
蒼「憧れなんです！！！小さい時から！もうずっとずっと、A君に憧れて、A君みたいになりたくて……！！……あ！すみませんっ！“くん”だなんて、おこがましい…………」
「あ、や…………えっと…………とりあえず、顔上げて？」
そう言うと、恐る恐る顔をあげる紫月
「…………！！」
確かに、似ている
まず、目の色
同じ深い青をしている
あとは、形容し難いけど……雰囲気とか
蒼「あの……？」
「あぁ、これからよろしくね、蒼」
蒼「よろしくお願いします！」
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作者名：水音 | 作成日時：2019年11月30日 14時
