今日:3 hit、昨日:1 hit、合計:12,598 hit
小｜中｜大
第344話 ページ12
Aside
スタート台を強く蹴り、プールに飛び込む
細かい泡の一粒一粒が全て見える
けどそれより鮮明に見えるのが50m先の壁
あ、もう着いた
………飛ばしすぎたかな？
ターンをして他国の選手とすれ違っていく
だいたい、0.8秒差とかか
さっきより鮮明に見えるゴール
ひとかき、ひと蹴りをするたびに近くなっていく
今、25mを切った
あと少し
もう少し
「「Aー！！！」」
みんなの声に押されて進んでく
あと3かき
2………
1………
ダァンッ
観客「「うおおおおお！」」
キャップとゴーグルを外して蛍光板を見るとタイムの横にWRの文字
世界記録か
あー、だからこんなにみんな興奮してんのか
っておい、冷静すぎるだろ、自分
でも、こんなもんなんだなー
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 11人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：水音 | 作成日時：2018年5月5日 9時
