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第1237話 ページ21
Aside
“そうだな”
そういって眉を下げて笑うハル
いつもみたいに、無視してそっぽを向くと思ったのに
なんでそんな顔をするの？
もしかして、今日の結果？
ハルも、心当たりが俺にあるのなら……
返事に詰まっていると、ハルが口を開いた
遙「……おやすみ」
俺に背を向けてエレベーターへと向かうハル
なんとなく、放っておいてはいけないような気がして
「ハル………」
思わずつぶやくと、一瞬足を止めるハル
それでも、振り返ることはなかった
きっとハルの中には葛藤がある
それは俺が原因だ
でも、ハルが何も言ってくれない以上俺はどうしようもない
俺の甘えが、ここまでズルズルとハルの未来にまで影響を及ぼすなんて
本当、どうしろって言うのよ……
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作者名：水音 | 作成日時：2021年8月21日 22時
