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第979話 ページ13
Aside
「…………で、何これ」
晋「夢を前にして、理想と現実の差に悶絶する男………って感じ」
「ああ……………」
教室に戻ると、頭を抱えてうずくまる旭
さっきの進路説明会の影響だろうか
旭「俺、経営学部行きたいんだけどさ…………今のところ評定が4.4でさ…………」
「あらあ…………」
晋「基準満たすには、次の一学期の評定全部５じゃないとダメなんだって」
「チートだ………」
旭、大変そうだなぁ……
でもその悩みが羨ましかったりもする
何か夢があって、それに向かって頑張ってるんだから
旭「お前はいいよな…………評定5だろ？」
「まあね…………」
結局はないものねだりってことなんだろうけど
人より力があるのに、それを活かさないなんて
それって、すごいわがままなことなのかもしれない
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作者名：水音 | 作成日時：2020年8月7日 8時
