第1667話 ページ5
Aside
賢志郎「今日も顔色悪いやん。大丈夫？」
「あ、やっぱそう見える？」
賢志郎「うん。かなり」
「睡眠時間は足りてるはずなんだけどね。なんとなーく怠いし、眠いし、立ちくらみするし……」
そう言いながらおかずを口に運ぶ
あ、ちょっと脂っこい。炒めるときの油、多かったかも
賢志郎「風邪っぽくはないんやろ？」
「うん。風邪ではないと思う。妊娠するためにさ、ピル飲むのやめたじゃん？だから多分、ホルモンバランスの乱れとかもある……んじゃ……ない……かなぁ？」
賢志郎「確信持ててへんやん笑。心配やし、病院行って来たらどない？」
「えー………病院行くほどのことでもないと思うけど。原因ほぼわかってるんだし。………うわ、しょっぱ」
味噌汁のしょっぱさに顔を顰める
そんなにお味噌を入れた記憶はないんだけどな
賢志郎「しょっぱい？………うーん………俺はそうは思わへんけど」
「そう？結構しょっぱくない？」
賢志郎「全然。………なぁ、もしかして体調不良で味覚おかしくなってるんちゃう？」
「そんなことある？」
賢志郎「いや、わかれへんけど。とにかく、Aが調子悪いのって珍しいやん。病院行った方がええって」
「えー………めんどくさい…」
明日はお昼が空いている。折角だし、家でゆっくりしたいのに
賢志郎「病院行くなら、ラ・メゾンのケーキ買うてきてあげるから」
「ぐっ………それを言われると…………」
それを言われちゃあ、行くしかないじゃないの
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作者名：水音 | 作成日時：2023年10月14日 19時
