今日:5 hit、昨日:1 hit、合計:3,159 hit
小｜中｜大
第1372話 ページ8
Aside
気持ちがいくらぐちゃぐちゃになっていたとしても、仕事には取り組まなければいけない
明日の仕事を確認するためにLINEを開くと、1番上には久しいアイコンがあった
トークを開いて内容を見る。特に他愛もない、そしてハルらしくない内容
ハルが俺の仕事に興味を持ち、わざわざ連絡してくることなんて未だかつてあっただろうか
2月にハルとの連絡が途絶えて以降、一向に連絡してこなかったハルが
ダメだ。今のナイーブな感情じゃ、何でもかんでも疑ってかかってしまう
ハルはただ、久しぶりに俺と会おうと思い、俺の予定を聞いてるだけかもしれないのに
それでも、そんな些細な連絡でも
正直放っておいてほしい
きっとプライベートで会う人にまで平静を装えるほど、俺の心に余裕はない
それに、聡いハルに会ったら全て見透かされてしまいそうだ
スマホの電源を切り、俺は泥のように眠りについた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 24人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：水音 | 作成日時：2022年4月17日 13時
