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第1387話 ページ23
Aside
ベッドに倒れ込むと、脱力感、達成感、虚無感。どれともつかない感覚が襲ってきた
さっきまでいたハルが、もうここにはいない
側にいてくれるって言ったのに
でもいいや。ハルは呼んだら来てくれる
俺が辛い時、来てくれるから
それだけでいいや
いつでも来てくれる。そう思うと、仕事への不安が少しなくなった気がした
傷つくようなことがあっても、ハルがいたらきっと満たされる
短い振動音の後、スマホの画面が表示される
LINEのアイコンと、横に川西賢志郎の文字
あれだけこの人に惑っていたのに
今はもう、いいや
ハルならずっと俺だけを見てくれるから
ハルだけが、俺に忠実なのだから
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作者名：水音 | 作成日時：2022年4月17日 13時
