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第1365話 ページ1
郁弥side
郁弥「蒼……………」
蒼のせいじゃない。どうしても、そう言い切ることができなかった
Aの状態が悪いことに、蒼は確かに関与している
郁弥「……遅かれ早かれ、きっとこうなっていたと思うよ」
蒼「え？」
郁弥「Aの心のトリガーを引いたのが、たまたま蒼だったってだけ。坂田さんとか、仕事で会う人とかである可能性もあったわけだし」
蒼「でも、そう言っても……」
言葉を詰まらせ、唇を震わせる蒼
責任を感じてしまっているのだろう
郁弥「蒼。僕が……いや、僕と周りの人たちでなんとかしてみせる。いくら仕事で忙しかったとはいえ、友達なんだから。僕も、気に掛ければよかった」
Aはいつも天才で、秀才で
悩みなんかもいつも1人で解決していた
だから、僕たちなんかAから頼られなくて当然だと思っていた
Aに相談して、たくさん頼ってしまうことが当たり前になっていた
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作者名：水音 | 作成日時：2022年4月17日 13時
