DOLL【S.W】 (ページ46)

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「お前何サボってんだよ」

気づいたら眠っていたわたしは

呑気に2時間サボっていたみたいで

もう放課後になっていた

「連絡したんだけどなに無視してんだよ」

なんてまだベットで寝てるわたしの頭を撫でる

「なに…なんかあった？」

なんてわたしと目線を合わせるために

ベットの隣に座った

『なんか急に頭痛くなって…』

「…そう…大丈夫？」

『少しマシになった』

なんて立ちあがろうとしたら

ヒョイと持ち上げられた

『えっ待って…普通に歩けるんだけど』

これが俗に言うお姫様抱っこ

「１回してみたかった」

『恥ずかしいしおろして

絶対重いでしょ？』

「重い…腕折れそう」

『は？うざ！ならはやくおろして』

そこは嘘でも軽いって言うでしょ

「暴れんなって危ないから

嘘に決まってんだろ…軽すぎんだよ」

なんて顔を赤らめるなら

こんな恥ずかしいことしなければいいのに

翔太の赤い顔を見てわたしも

余計に暑くなってきたじゃない

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