DOLL【S.W】 (ページ25)

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翔太が隣にいて

いつも通りくだらない話をしながら

登校している

だけど違うところが１つだけ

当たり前のように繋がっている手に

コソコソと噂話が周りから聞こえてくる

全く気にしてもいない翔太

わたしだって別に気にならないけど

少し…いやかなり恥ずかしい

あの後またじゅったんたちと合流して

繋がれた手に気づいた瞬間

「やっとかよ！」

なんて嬉しそうに笑ってくれた

「俺がお前らの相談受けて間に挟まれて

2人のお互いの気持ちを知らないフリして

相談聞いてた俺すごすぎない？？」

とか自画自賛していた

「まあ感謝してるよ」

なんて翔太は照れながらも言っていたな

「なに人の顔ニヤニヤしながら見てんだよ」

なんて昨日のこと思い出してたなんて

恥ずかしくて言えるわけない

『ニヤニヤなんかしてないし』

「お前またニキビ出来てんじゃん」

なんて自分は肌が綺麗だからって

すぐに人のこと馬鹿にしてくる

『翔太は相変わらず肌綺麗だね』

ムカつくぐらい綺麗だ男のくせに

「拗ねんなよ」

『別に拗ねてない』

なんて顔を見られたくなくて早歩きになる

翔太を引っ張って登校することになった

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