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「なにお前ら喧嘩した？」
なんて笑ってるじゅったんに
原因はお前だと言ってやりたい
もちろん隣に彼女がいるから言わないけど
「別に喧嘩してねぇよ」
なんてさっきまでのことを
なかったかのように振る舞う翔太にイラッとして
『わたしちょっと飲み物買ってくる』
このままここにいたらブチギレてしまいそうだから
「1人で行くの？」
『大丈夫！場所はわかってるし』
「いやいやそう言う問題じゃない
絶対男に声かけられるじゃんだから
俺がついていくって」
普通こんなこと彼女の前で
他の女に言っちゃダメだよね…
『声かけられたとしてもいいよ
付き合ってる人もいないし
別に誰にも迷惑かけないし』
そう言うとじゅったんは気まずそうにした
チラッとみた優里ちゃんの顔は悲しそうだった
なんかわたしが悪いみたいじゃん…
１人で歩き出しても誰も追いかけてこない
そりゃそうだ
あそこまで言ったし
わたしが雰囲気壊したし
しょうがないけど
涙が溢れてくる
翔太追いかけてきてくれてもいいじゃん
溢れ出した涙は止まることがなかった
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作者名：Rika | 作成日時：2021年4月21日 22時
