あなたは知ってる？都市伝説 (ページ37)

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キリストの墓ページ37

キリストの墓とされる物は世界中に存在し、代表的な物としてエルサレムに2つあります。
ですが、どちらの墓にもその遺骸は存在しません。

キリスト教を信じない人は、その遺骸は存在すると考えるでしょう。
しかしキリスト教の信者にとって、墓はあっても遺骸がないのは当然です。
キリストは磔にされた後復活し、40日後に天に昇ったとされているのですから。

遺骸があるなら、キリストは肉体ごと天に上ったわけではなく魂だけ上ったことになります。
これは正統的なキリスト教からすれば異端です。

その例としてキリストはヨセフとマリアの間に産まれた人間の子。
しかし、彼がヨハネから洗礼を受けたときに聖霊が降り、神の子となったのだとする人がいます。
彼らは、磔になった際キリストの聖霊は離れた為に、十字架上で死んだのは人間であって、神の子であるキリストではないとしています。

この考えならキリストは一足先に天に昇っているから、人間キリストの遺骸は地上に残ることに。
が、この思想ではキリストが去ったあとの人間イエスの遺骸を信奉する意味も無くなります。
信捧するのはあくまで神の子であるキリスト。
ただの人間の遺骸を奉っても意味がないのです。

インドにもキリストの墓があり、それを守る一族は教徒であることが許されているそうです。
日本にも有名な青森県青森県新郷村にキリストの墓があります。

なぜ墓が各地に存在しているのでしょう。

かつてキリシタンは多くの場所で迫害されていました。
それでも熱心な信仰を続けていたのですが、そんな者達も自身の信仰の支えを欲していました。
しかし何の縁もない地域ですから、キリストを象徴する物などありません。

そこで生み出されたのがキリストの墓とされる場所。
キリストがそこに埋まっていると信じることによって、より深い信仰を保ったのかもしれません。

私はカトリックの幼稚園に通っていまして、幼少期は熱烈なキリスト信者でした。
幼稚園から購入した平仮名でかかれた聖書を読み、毎日神に祈りを捧げ、教会にも行き、友達と喧嘩した際には
「神様に罰されるよ」
と叫びましたｗ

そんな私の意見ですが、遺骸はどの墓にもないと思います。
遺骸のない墓を奉って、はたしてキリストは喜ぶのでしょうか。
それこそ、秋川雅史さんの『千の風になって』の歌詞がぴったりですよね。

皆様はどう思われますか？