あなたは知ってる？都市伝説 (ページ27)

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‘第六天魔王’織田信長　後編ページ27

後編へやってまいりました。

前回書くことができなかった織田信長のこの異名の由来ですが、本当に自分から名乗ったんでしょうか？
信長さんったら、厨二病みたい！と現代人の私は思ってしまうわけですが。

実は日本に残る当時の書状や日記、歴史書などには、
「我は第六天の魔王、織田信長なり」と信長が発言したという記載はありません。
敵には天魔だ悪鬼だと言われてたようですけど、自分から名乗ったという記録はないんです。

ではどこにこんな事が記されていたのかというと、
当時日本にキリスト教を広めるために来日していた宣教師ルイス・フロイスが、かの有名なザビエルに書いた書簡にです。

武田信玄が信長に書状をしたためた際に自分の名を天台座主沙門信玄と署名し、
信長は、意趣返しに第六天魔王信長、つまり仏教に反対する魔の王と署名し返した。

という内容だったそうです。

その書状とは、信長が延暦寺を焼き討ちし、
正親町天皇の弟の覚恕法親王が武田領に保護された後に、
信玄から信長に宛てて焼き討ちを糾弾した書状を送ったというもの。
ちょっと文章がおかしいですが見逃してください。

で、その封筒に天台座主沙門信玄と言う署名がされてありました。
保護された覚恕法親王こそ時の天台座主であったそうなのですが、
信玄は次の天台座主になるつもりだったのか、冗談であったのかは定かではないです。

その返事で第六天魔王と署名した信長。
「我はぬしらの仏敵じゃ」って言ってるようなものですね。売り言葉に買い言葉。

もうひとつ。

織田信長は自分こそが生きた神であり至高の存在だとルイスに言っています。
その為キリスト教徒には決してならないと。
ルイスやザビエルはどうにかして信長をキリスト教徒にしようとしていたようですから。

･････これ都市伝説じゃないような？