あなたは知ってる？都市伝説 (ページ15)

今日:12 hit、昨日:3 hit、合計:11,505 hit

桃太郎ページ15

昔々あるところにおじいさんとお婆さんが住んでいました。

という冒頭から始まる、古くから親しまれる童話「桃太郎」。

ペプシのCMで小栗旬が演じていたりもしますね。

おばあさんが川へ洗濯に行ったところ、
どんぶらこ、どんぶらこ、と桃が流れてきて、
その桃から生まれた桃太郎が犬･猿･雉を連れ鬼退治にでかける。

ここで疑問があります。

なぜ桃太郎は、鬼退治のお供にこれらの動物を選んだのでしょう？

偶然あって黍団子をあげたらついてきたとありますが、
強い熊や鷲をつれていく方が戦力になったはずですよね。

実はこの3匹を選んだのには哀しい理由があったのです。

桃太郎の生まれた時代･･･それは昔々です。
昔の日本は、貧しい人達が沢山いました。

ですから生まれた子供を育てられない場合、
乳飲み子のうちに川に流してしまう風習があったのだそうです(特定の地域で)。
この風習を間引きといいました。

桃太郎は最初、川から流れてきますよね。
桃という果物は、子宝の象徴とされています。

つまり桃太郎は間引きされた子供をさしているのです。

そして3匹の動物にはこんな意味がありました。

犬＝居ぬ。
つまりここにはいない。

猿＝去る。
つまりここから去る。

雉＝帰じ。
つまり帰ってこない。

漢字を別の表記にすれば、間引きされた子供をさす言葉になります。

そして鬼。
鬼は、貧しい村人達を困らせます。

つまり高い税を搾り取っている金持ち達のことなのです。

桃太郎は鬼を倒し金銀財宝を村人に分け与えますよね。

貧しい村に生まれ捨てられた桃太郎が親切な老夫婦に拾われ、
税を搾取する鬼を倒し金品を村人に分け与える。

なんとも切ない物語ですね。