#SUHOside ページ38
#SUHOside
「あなた様がエクソと言うグループのリーダーですね。」
俺の元に使者がやって来たのはついこないだのこと。
一人でいた所に来た事を考えると、見張られていたのだろう。
「こちらの画面をご覧下さい。」
箱型の小さい機械を渡された。
ブォン…
「…どーも。私、国の反乱軍を総統しておりますルハンと申します。」
素直に驚いた。この機械を通して、離れている人間と話が出来るなど、見た事も聞いたことも無かったのだ。顔は仮面で隠されていた。
LH「そちらに地上から来た女性がいるという情報を手に入れました。率直に申し上げます。Aという女をこちらに引き渡して欲しい。」
LH「対価はあなた方が安全に地上へ上がる手助けと、あなた方を地下に追いやった国の滅亡を保証します。」
俺はこの話を聞いて考えた。
もしかすると安全に地上へ出る方法がある。
使者がここに来たのも、その方法を使ってだろう。
まず俺は国の滅亡を望んでいなかった。
争えばまた人は争いを求める。
ルハンという男の思想には賛同出来なかった。
LH「あなた方を敵に回すとこちらも被害が大きいと思いますし。できれば…」
SH「考えておく。」
「またお返事を頂きに参ります。」
使者は暗闇に消えていった。
ーーーー
SH「資金はカイが身売り小屋のカジノで儲けた分と依頼の報酬金で目標額まで揃った。…後は地上へ出る方法を探して地下の人間達に訴えかけるだけ。」
XM「その前にAの意思を聞こう。
Aは地上に出る事に賛成かどうか。」
BK「おい！それ賛成出来ないなら反乱軍に引き渡すつもりじゃ、」
DO「皆んな、黙ってくれない？
Aが混乱してる。」
SE「さっきまで危ない目に合ってた。今は待ちましょう。」
『私は…』
Aが口を開いた。
『今の生活を手放したくなかった。
…それは皆んなと一緒だったから。』
『私も協力します。ただしお願いがあります。反乱軍にチェンがいるかもしれない。絶対に助けたい。』
チェンとの繋がりを聞かされた俺たちは、驚かざるを得なかった。Aの為にそこまでするなんて常人には成し得ない。
この娘はきっと…人を動かす力を持っている。
『リーダー、やっとわかったよ。私達の敵は国でも反乱軍でもない。地下と地上を隔てるこの天井だよね？
…陽の光を浴びよう。』
…この娘は強い。気付けば目頭が熱くなっていた。
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でおらいと。(プロフ) - ぱらちゃんさん» ぱらちゃんさん、はじめまして♪コメントありがとうございます！この世界観、読んで下さる人付いて来れるかな〜、、とめちゃくちゃ心配だったもので笑 ぱらちゃんさんのコメで熱が伝わりました！笑 お陰でやる気がもっと出てきましたので、楽しみに待っていてください♪ (2018年2月2日 14時) (
レス) id: b33c4c399c (このIDを非表示/違反報告)
ぱらちゃん(プロフ) - なんと言ったらいいのかわからないんですが、とにかく大好きな作品です！次回の更新とっっても楽しみです。長々と失礼しました！笑 (2018年2月2日 3時) (レス) id: 6e60babd81 (このIDを非表示/違反報告)
ぱらちゃん(プロフ) - はじめまして。本当に面白すぎます。今まで読んだことない設定で斬新でめちゃくちゃワクワクドキドキします。1ページ1ページ緊張します！でおらいとさんみたいな語彙力がないので興奮を上手く伝えることが出来ず、もどかしいです笑 (2018年2月2日 3時) (レス) id: 6e60babd81 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：でおらいと。 | 作成日時：2018年1月11日 12時
