#CHENside ページ20
身寄りのいない孤児院で育った俺を
救ってくれた人がいる。
それが、ご主人様だった。
ご主人様は大変優しい方だった。
「誕生日プレゼントだよ。」
『…誕生日なんて』
俺はいつ産まれたかもわからないし
誕生日なんて知らなかった。
「お前がここに来て一年が経ったんだよ。
今日はお前の誕生日だ。」
ただの使用人が持つには相応しくない
ネーム入りの万年筆を頂いた。
ご主人様には一人娘がいた。
Aというそれはそれは可愛らしくて
ちょっとおてんばなお嬢様。
『あ！お兄ちゃんのさぼり！』
「…げ、見つかった」
木の上で昼寝をしていた俺を見て、
『いいなー！』とのそのそ木に登って来た。
「Aー！チェンを叱っておきなさい！」
『あいあいさー！お父様！』
二階の窓から俺たちを見て微笑むご主人様と、
いつもチョロチョロ付いてくるAお嬢様。
幸せだった。
奥様はそんな俺たちをよく思っていないことは
気づいていたが。
幸せな時間はそう長くは続かなかった。
ご主人様が亡くなったのだ。
元々、家ではなくご主人様に仕えていた俺は
追い出されるものと思っていた。
奥様に嫌われている俺が、まだここに雇って貰えているのには理由がある筈。
そんな時だった。
奥様が再婚相手の元に嫁ぐ前日、
Aを捨てろという命令を下されたのは。
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でおらいと。(プロフ) - ぱらちゃんさん» ぱらちゃんさん、はじめまして♪コメントありがとうございます！この世界観、読んで下さる人付いて来れるかな〜、、とめちゃくちゃ心配だったもので笑 ぱらちゃんさんのコメで熱が伝わりました！笑 お陰でやる気がもっと出てきましたので、楽しみに待っていてください♪ (2018年2月2日 14時) (
レス) id: b33c4c399c (このIDを非表示/違反報告)
ぱらちゃん(プロフ) - なんと言ったらいいのかわからないんですが、とにかく大好きな作品です！次回の更新とっっても楽しみです。長々と失礼しました！笑 (2018年2月2日 3時) (レス) id: 6e60babd81 (このIDを非表示/違反報告)
ぱらちゃん(プロフ) - はじめまして。本当に面白すぎます。今まで読んだことない設定で斬新でめちゃくちゃワクワクドキドキします。1ページ1ページ緊張します！でおらいとさんみたいな語彙力がないので興奮を上手く伝えることが出来ず、もどかしいです笑 (2018年2月2日 3時) (レス) id: 6e60babd81 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：でおらいと。 | 作成日時：2018年1月11日 12時
