#苛立ち ページ16
今日は色んな事がありすぎた。
わからないことが多すぎる。
チェンのことも、カイのことも。
何より、いつも私を慰め、話しを聞いててくれるディオから初めて拒絶されたことが悲しかった。
私はディオのことが…
完全な片想いだった。
ディオは私の事を、妹のようにしか見ていない。
シウ兄さんには
「A、ディオのこと好きだろ？」
と、バレていた。
当の本人は気づいていないらしいが。
____コンコン
『はい』
ガチャ
BK「A、どうかした？」
『…ベク』
BK「Aもカイも来ないし、どーしたの」
『あぁすっかり忘れてた。』
BK「ディオはすげー機嫌悪いし。」
『…そうなんだ。』
BK「さっき外出て行ったよ。この時間のスラムは娼婦がウヨウヨしてんの嫌いっつってたのに。」
『ディオのばか。』
チェンとカイの事なんかどうでもよくなってしまった。ディオの事の方がショックがでかい。
ベクはそんな私の様子を察したようで、ベッドに潜っている私の枕元に腰掛けた。
そうだ、情報通のベクなら何か知っているかもしれない。
『ねぇ、カイが地上に居た時のこと教えて。』
BK「地上の情報は俺でも入手するのが難しい。
なんで？」
『今日カイに、地上で会ったことがあるって言われた。時々あの子が恐い。』
BK「あの子は危害がないと判断してるよリーダーが。いずれ分かるさ。
早くおやすみ」
綺麗な指で私の頭を撫でた。
すぐに眠気が襲ってきた。
…私がここにいる意味とは。
考えながら眠りについた。
ーーー
DOside
さっきは悪いことをした。
話を聞いて欲しがっていた。
それを俺の都合で
…意識してしまったせいで
突き放してしまった。
全く自分が恥ずかしい。
そこら中の娼婦の視線に吐き気がする。
自ら出向いたのに、コイツらにチップを払う気にはなれなかった。
スラム中央通りの五番街。ここにAの好きなお菓子屋がある。好物の焼き菓子を買った。
スラムでは安い物ではないが、
Aの為なら惜しくなかった。
部屋に行くと扉が僅かに開いていた。
そっと覗くと、眠るAの横で
髪をとかしているベクが見えた。
…俺は用無しか。
さっき俺が話しを聞いてあげれば…と後悔しながら部屋に帰った。
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でおらいと。(プロフ) - ぱらちゃんさん» ぱらちゃんさん、はじめまして♪コメントありがとうございます！この世界観、読んで下さる人付いて来れるかな〜、、とめちゃくちゃ心配だったもので笑 ぱらちゃんさんのコメで熱が伝わりました！笑 お陰でやる気がもっと出てきましたので、楽しみに待っていてください♪ (2018年2月2日 14時) (
レス) id: b33c4c399c (このIDを非表示/違反報告)
ぱらちゃん(プロフ) - なんと言ったらいいのかわからないんですが、とにかく大好きな作品です！次回の更新とっっても楽しみです。長々と失礼しました！笑 (2018年2月2日 3時) (レス) id: 6e60babd81 (このIDを非表示/違反報告)
ぱらちゃん(プロフ) - はじめまして。本当に面白すぎます。今まで読んだことない設定で斬新でめちゃくちゃワクワクドキドキします。1ページ1ページ緊張します！でおらいとさんみたいな語彙力がないので興奮を上手く伝えることが出来ず、もどかしいです笑 (2018年2月2日 3時) (レス) id: 6e60babd81 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：でおらいと。 | 作成日時：2018年1月11日 12時
