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俺は夢見てるんじゃないか…
なんて都合のいい夢なんだ…
こんな幸せな夢なら一生寝たままでいいかも…。
今だ実感できずに、ふわふわとした頭ん中でそう思うけど、合わさった唇の甘さと柔らかさは夢じゃないと俺に告げていて…。
夢心地のまま…
夢なら醒めぬ様にと何度も何度も唇を合わせて…。
「…じゅ…。」
キスの合間に、少し苦しそうなAの声が聞こえて。
ヤベ…がっつき過ぎたかと、名残惜しいけどキスをとりあえず一時中断。
「ん？」
見下ろしたAは潤んだ目で俺を上目に見上げてて…
キスの所為か、唇がテラテラと光っててちょっと…
いや、かなりいやらしい。
こんな色っぽいAは初めて見るし、
あぁ…俺…かなりヤバイ…。
暴走しそうで、冷静になる為に頭ん中でレシピを復習してみたり…
けど、そんな俺の必死の抵抗は…
「抱っこして？ギュッてしながらがいい。」
可愛い小悪魔天使によって呆気なく白旗を上げる。
「甘えん坊。」
横抱きにして、俺がベッドに座り膝の上にAを乗せた。
Aが俺の首に手を回して胸に擦り寄る。
「立場逆転じゃん？(笑)Aって彼氏にはこんな甘えたなの？」
「ううん。潤だからだよ？ダメ？」
「…。」
だからね？
確信犯？天然？
それに、そうやって上目で小首傾げたりしたらね…
Aの背中をしっかりと抱き抱えて、覆い被さる様にして再びキスをする。
ギュッと俺の首にしがみつく小さな手も…
柔らかいさくらんぼ色の唇も…
俺を誘ってやまない甘い香りも…
全部全部…
「大好き。」
やっと俺の…
俺だけのもの…。
長い間、恋い焦がれた腕の中の天使の存在が現実だと確認する様にギュ〜ッと抱きしめる。
今になって唯一無二の存在が俺の腕の中にいるのが夢じゃないって実感できたら…
「男の子が泣かないの。」
幼い頃と同じ様に背中をポンポンとされると余計に…。
「だって…お前…俺がどんだけ…。」
「…うん…。」
近過ぎて見失ってた物…
変化を怖がって臆病になってた事…
随分と遠回りしてきた俺達だけど。
「３０年分だぞ？覚悟しろよ？」
「え？」
立ち上がって身体を捻ってベッドにAを寝かせると、素早くその上に乗っかる。
目を見開き驚いてるAにチュッキスを落として。
「俺の３０年分の気持ち、ちゃんと受け止めてね？」
俺の３０年はすげぇ重いからな？
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とも(プロフ) - やったネ潤くん(*^^*)途中櫻井くんが出てきちゃった時にはちょー焦ったｗｗｗ一途な潤くんの悲しむ所は見たくないって念じながら拝読しましたｗｗｗ良かった！！幼馴染想いのかずくんもステキでした♪ (2018年11月4日 16時) (
レス) id: a1c0ba5bbc (このIDを非表示/違反報告)
なるちゃん(プロフ) - すごくおもしろかったー！キュンキュンきた〜〜！ (2018年6月25日 9時) (レス) id: a1fe1fb9b8 (このIDを非表示/違反報告)
大宮譲(プロフ) - 読ませて頂きました！Ｊにｷｭﾝｷｭﾝしちゃいました(///ω///)♪ニノちゃんのお姉ちゃんとJ想いな部分にもキャーってなりました(///ω///)♪最高！楽しかったです！ありがとうございました！ (2018年4月18日 11時) (レス) id: bae0b2e4bb (このIDを非表示/違反報告)
嵐love(プロフ) - 読みました。短いストーリーだったけど主人公ちゃんに激甘の潤君が凄く出てきてキュンキュンしました。(///ω///)♪私的には、少し櫻井君が可哀想だけど潤君と結ばれて良かったです。姉貴想いのニノも好きです。読んだからケーキが食べたくなりました。f(^_^) (2016年3月16日 9時) (レス) id: 124a98dc04 (このIDを非表示/違反報告)
しおなな(プロフ) - さやさん» きっと彼はニヒルじゃなくてそれこそ天使の笑顔でいる事でしょうね。幸せで羨ましい(笑)そしていつも嬉しいお言葉ありがとうございました。また次作でもコメ欄に遊びに来て頂けると嬉しいです。 (2016年3月10日 18時) (レス) id: 5482a94483 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しおなな
| 作成日時：2016年1月17日 20時
