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出張の切り上げは大抵、金曜日で。
けど、日曜の最終の新幹線までは彼女と過ごし…
一緒に過ごした時間が長ければ長いほどに、別れが辛くなる。
潤んだ目が寂しさを伝えて、それを必死に隠そうとする健気さに愛おしさを覚えて…
人前でイチャつくなんて絶対しないって思ってた俺が、そんな可愛い彼女にたまらなくなって我慢できずにキスを落とす。
そんな切ないお別れをしてきた俺の目に、うちの門の前に佇む男女が映り込む。
男は俺に背を向けてるから誰かは認識できないけど、妙に撫で肩の男で潤ではないと悟る。
「姉貴？」
深夜も近い時間帯だから、住宅街のここは遠くで車の音が聞こえる程度でシンとしてて俺の声が妙に響いた。
「…和…。」
俺を確認すると、俺に見つかったのがそんなに想定外だったのか戸惑った様子でオロオロしてる。
そんなにオロオロすんだったら家まで送ってもらうなや…。
俺を振り返ったのは、あの時のイケメンで…
「こんばんは。」
礼儀正しく挨拶をしてペコリと頭を下げるから、俺もつられて頭を下げる。
「じゃぁ…俺、行くな？」
姉貴の頭をひと撫ですると、俺の横を通り過ぎ駅に向かって歩いてく。
「姉貴。」
俺の低い声にビクリと身を震わせて、気まずそうに顔を背けた。
そういう顔するって…
態度に出すって事は一応、自覚はあるのね？
「話は中で聞く。」
「和に話す事なんてないよ。」
「は？」
「私だってデートくらいするし。」
「…潤は？」
「潤は今、関係ないじゃない。てか何で？何で私は和に怒られてるの？意味わかんない！和が…和が潤を『幼馴染から解放してやれ』って言ったんじゃない！」
近所迷惑だってくらいのデカイ声で言った姉貴は、走って家の中に飛び込んだ。
姉貴がいきなり取り乱したのを唖然として見てた俺だけど、すぐにハッとして後を追いながらポケットの中のスマホで電話を発信する。
ー和？どうした？こんな時間『潤。大至急うちに来い。今、来ないとお前は一生姉貴を手に入れらんねぇぞ』
それだけ言って、姉貴の部屋のドアノブを回した。
「入って来ないで！」
真っ暗な部屋に入った瞬間、クッションが顔面にヒットして。
「あいつと付き合ってんの？」
「和に関係ないでしょ？！」
「ある。お前が嫁行くまで俺は結婚できねぇし。」
「自分が覚悟できないのを人の所為にしないで！」
あ…ちょっと痛いところ突かれた(笑)
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とも(プロフ) - やったネ潤くん(*^^*)途中櫻井くんが出てきちゃった時にはちょー焦ったｗｗｗ一途な潤くんの悲しむ所は見たくないって念じながら拝読しましたｗｗｗ良かった！！幼馴染想いのかずくんもステキでした♪ (2018年11月4日 16時) (
レス) id: a1c0ba5bbc (このIDを非表示/違反報告)
なるちゃん(プロフ) - すごくおもしろかったー！キュンキュンきた〜〜！ (2018年6月25日 9時) (レス) id: a1fe1fb9b8 (このIDを非表示/違反報告)
大宮譲(プロフ) - 読ませて頂きました！Ｊにｷｭﾝｷｭﾝしちゃいました(///ω///)♪ニノちゃんのお姉ちゃんとJ想いな部分にもキャーってなりました(///ω///)♪最高！楽しかったです！ありがとうございました！ (2018年4月18日 11時) (レス) id: bae0b2e4bb (このIDを非表示/違反報告)
嵐love(プロフ) - 読みました。短いストーリーだったけど主人公ちゃんに激甘の潤君が凄く出てきてキュンキュンしました。(///ω///)♪私的には、少し櫻井君が可哀想だけど潤君と結ばれて良かったです。姉貴想いのニノも好きです。読んだからケーキが食べたくなりました。f(^_^) (2016年3月16日 9時) (レス) id: 124a98dc04 (このIDを非表示/違反報告)
しおなな(プロフ) - さやさん» きっと彼はニヒルじゃなくてそれこそ天使の笑顔でいる事でしょうね。幸せで羨ましい(笑)そしていつも嬉しいお言葉ありがとうございました。また次作でもコメ欄に遊びに来て頂けると嬉しいです。 (2016年3月10日 18時) (レス) id: 5482a94483 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しおなな
| 作成日時：2016年1月17日 20時
