１７☆ ページ17
青木くんて笑い上戸だったの？ってくらい、目尻に涙を浮かべながらお腹を抱えて大笑いしてる。
そんな青木くんをブスッとした表情で睨みつけてる王子様。
あ、そんな顔もできるのねって新発見。
「あははは…マジで二宮って、鈍感…ははは、おもしれぇ。」
何が面白いのか笑いながらそう言った青木くん。
「ねぇ？青木くんて笑い上戸だっけ？」
私の一言にピタリと笑いを止めたけど…
「あははは！気にするとこそこじゃねぇだろ？普通。マジでお前、おもしれぇ…イテッ。」
テーブルの下でガツンと音がしたと思ったら、青木くんがお腹じゃなくて今度は脛を抱えて転がってる。
「お前…ひでぇ。マジで痛いんだけど。」
「うっせぇ。」
「とにかく、その天然ちゃんは変化球は全く無意味。ど真ん中ストレートじゃなきゃ伝わんねぇぞ？」
「…わかってる。」
ん？
意味がわからない。
櫻井くんの『送らせて』も、青木くんの大笑いの意味も全くわからない。
「やっぱり私はバカなのかなぁ。」
バカ和には『アホバカ』って散々言われてきたけど、やっぱり私は頭が悪いらしい。
高校行ってれば受かる様な、無名な女子短大しか行けなかったんだし、わかってはいたけどね。
「ククク…ははは。」
また笑い出した青木くんに対して、優しい目を向けてくれる櫻井くん。
あぁ…憐れんでくれてるのね…。
「櫻井くんって優しいんだね。」
「…〜っ。」
途端に絶句して耳まで赤く染めたかと思ったら頭を抱えて俯いた。
「二宮って罪な女ってか…小悪魔だな。」
「失礼ね！そんな悪女じゃありません。」
櫻井くんといい、こないだから人を悪女扱いして。
失礼なヤツらだ。
「いや…そういう意味の悪魔じゃなくてな？」
「うん？」
「いや…もういいわ。」
さっきまで大笑いしてた青木くんは、小さくため息をつくと、
「ドンマイ。」
って今度は私にもわかるくらいの憐れみに満ちた目で櫻井くんを見ながら、彼のグラスに自分のをカチンと当てた。
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とも(プロフ) - やったネ潤くん(*^^*)途中櫻井くんが出てきちゃった時にはちょー焦ったｗｗｗ一途な潤くんの悲しむ所は見たくないって念じながら拝読しましたｗｗｗ良かった！！幼馴染想いのかずくんもステキでした♪ (2018年11月4日 16時) (
レス) id: a1c0ba5bbc (このIDを非表示/違反報告)
なるちゃん(プロフ) - すごくおもしろかったー！キュンキュンきた〜〜！ (2018年6月25日 9時) (レス) id: a1fe1fb9b8 (このIDを非表示/違反報告)
大宮譲(プロフ) - 読ませて頂きました！Ｊにｷｭﾝｷｭﾝしちゃいました(///ω///)♪ニノちゃんのお姉ちゃんとJ想いな部分にもキャーってなりました(///ω///)♪最高！楽しかったです！ありがとうございました！ (2018年4月18日 11時) (レス) id: bae0b2e4bb (このIDを非表示/違反報告)
嵐love(プロフ) - 読みました。短いストーリーだったけど主人公ちゃんに激甘の潤君が凄く出てきてキュンキュンしました。(///ω///)♪私的には、少し櫻井君が可哀想だけど潤君と結ばれて良かったです。姉貴想いのニノも好きです。読んだからケーキが食べたくなりました。f(^_^) (2016年3月16日 9時) (レス) id: 124a98dc04 (このIDを非表示/違反報告)
しおなな(プロフ) - さやさん» きっと彼はニヒルじゃなくてそれこそ天使の笑顔でいる事でしょうね。幸せで羨ましい(笑)そしていつも嬉しいお言葉ありがとうございました。また次作でもコメ欄に遊びに来て頂けると嬉しいです。 (2016年3月10日 18時) (レス) id: 5482a94483 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しおなな
| 作成日時：2016年1月17日 20時
