１６☆ ページ16
男女合わせて１０人くらいの同期会は大いに盛り上がり…
酔っ払いの相手や、女の子に対する気配りとか…
本当にこの王子様はよくできてるなって、グラスを傾けながら眺めてた。
ちょっと引いたところから見ると、そんな王子様を女の子達はやっぱり気にしてて。
まぁ…わからなくもないな…。
彼氏がいようとも身近なアイドル的な存在なんだろう。
顔は…いい…
(私はあんま好みじゃないけど)
頭もいいし仕事もできる…
(たまに天然入るけど)
噂によるとお家柄も相当なものらしい…
嫌味なくらいなハイスペック男子だ。
(あと10センチ背が高くてなで肩じゃなきゃ更に完璧)
今まで同期でやってきて、なぜだか今日初めてじっくり櫻井くん観察をした。
『あんたは彼氏ができると盲目的になるからね』
ってよく友達に言われてた私は、きっとこのハイスペック男子が身近にいても彼氏しか目に入ってなかったんだろう。
彼氏がいる間は同期会も欠席してるし、数えるほどしか出てないから目にする機会もなかっただけ。
酔っ払いの同僚の話しに適当に相槌を打ちながら、櫻井くん観察をしてると、ふとバチリと目が合って。
ん？って顔をするから、首を横に振ると、櫻井くんは隣の同僚に二言三言話すと、立ち上がり私のいる端の方に移動して来る。
壁際でちびちびとポン酒を嗜んでた私の隣に来ると、ストンと腰を下ろして。
「呑んでる？」
「うん。適当にね。」
「そっか…。」
「櫻井くんは？周りのお世話ばっかで食べてないし呑んでないでしょ？」
「…いいんだよ…今日は。」
「意味わかんないし(笑)」
確か、櫻井くんは下戸ではなかったはず…。
呑めないんじゃなくて、呑まないならなんで飲み会を主催してるんだろ。
ホントわからない人。
頭がいい人だから、おバカな私にはその思考回路は理解できないのかな？
あぁ！そういう事ね！
「今日さ…俺に送らせて？」
うん…やっぱ意味わからない。
「え？何で？タクシーで帰るし大丈夫だよ。」
「…そうだろうけど…。」
『やっぱ鈍感だし』俯いて小さく呟くと、大きなため息を吐く。
「お前、彼氏と別れたんだろ？」
「まだ正式じゃありません。てか傷を抉らないでください。」
「だから俺が送るの。」
「『だから』の意味がわからない。」
「はははは。」
私と櫻井くんのやり取りに向かいに座ってた青木くんが大声で笑い出した。
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とも(プロフ) - やったネ潤くん(*^^*)途中櫻井くんが出てきちゃった時にはちょー焦ったｗｗｗ一途な潤くんの悲しむ所は見たくないって念じながら拝読しましたｗｗｗ良かった！！幼馴染想いのかずくんもステキでした♪ (2018年11月4日 16時) (
レス) id: a1c0ba5bbc (このIDを非表示/違反報告)
なるちゃん(プロフ) - すごくおもしろかったー！キュンキュンきた〜〜！ (2018年6月25日 9時) (レス) id: a1fe1fb9b8 (このIDを非表示/違反報告)
大宮譲(プロフ) - 読ませて頂きました！Ｊにｷｭﾝｷｭﾝしちゃいました(///ω///)♪ニノちゃんのお姉ちゃんとJ想いな部分にもキャーってなりました(///ω///)♪最高！楽しかったです！ありがとうございました！ (2018年4月18日 11時) (レス) id: bae0b2e4bb (このIDを非表示/違反報告)
嵐love(プロフ) - 読みました。短いストーリーだったけど主人公ちゃんに激甘の潤君が凄く出てきてキュンキュンしました。(///ω///)♪私的には、少し櫻井君が可哀想だけど潤君と結ばれて良かったです。姉貴想いのニノも好きです。読んだからケーキが食べたくなりました。f(^_^) (2016年3月16日 9時) (レス) id: 124a98dc04 (このIDを非表示/違反報告)
しおなな(プロフ) - さやさん» きっと彼はニヒルじゃなくてそれこそ天使の笑顔でいる事でしょうね。幸せで羨ましい(笑)そしていつも嬉しいお言葉ありがとうございました。また次作でもコメ欄に遊びに来て頂けると嬉しいです。 (2016年3月10日 18時) (レス) id: 5482a94483 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しおなな
| 作成日時：2016年1月17日 20時
