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そう…
俺はAと付き合いたいわけじゃない。
俺のお嫁さんにしてAの夢を叶えてあげたいんだ。
俺のお嫁さんになったら、毎日毎日手作りケーキを好きなだけ食べさせて、生クリームの海にいるんじゃないかってくらい甘やかしてあげるのに…。
ケーキ食べ過ぎてポチャポチャしても、それはそれで絶対可愛いし。
「ねぇ…ずっと思ってたんだけど、そこまで好きになったきっかけって何なの？」
雅紀が唐揚げを箸でブッ刺しながら言う。
「Aが可愛いくて天使だから。」
「ははは。答えになってないし。」
いや…真面目に答えたよ？
幼い頃から、Aは可愛いくて…
ニコニコ笑ってて、いっつも俺を気にかけてくれてて。
「潤はずっと姉貴にベッタリだったし、一種の刷り込みってか思い込み…洗脳？」
「あ〜…そういう事ね。」
「違ぇよ！」
俺とAの３０年はそんな簡単な言葉で片付けられるモンじゃない。
「ジュンジュンならモテただろうに…。勿体無い。」
「A以外にモテても意味がない。」
「ホント…ここまできたら病気だね。」
「雅紀に呆れられてるし。」
和が独り占めしてた枝豆を手掴みで半分奪い取る。
「枝豆くらい頼みなさいよ。」
「うっせーなケチ男。」
「告白もできないヘタレ男に言われたかないですよ。」
「…。」
俺だって告白をしようって何回も試みて…
けど、Aは明かに俺をそういう対象では見てないってわかってて突っ込むほど俺は自分に自信はない。
「告白したら男として意識してもらえるかもじゃん？」
「…けど…逆に避けられでもしたら…。それにAは天使で超可愛いし…俺程度の男じゃ…。」
Aに避けられでもしたら俺は死亡確実…生きてけない。
「こんだけイケメンで、なんでそんな自信持てないかな？」
「潤にとって姉貴は人生の全てと言って過言じゃないからね。」
「だよねぇ…人生の半分を決めるって言ってもいい職業までAちゃんの影響とか…。」
「変態ストーカー。」
「うっせ。根暗ゲームバカ。」
「あははは。似た者同士！」
『似てねぇから！』
和と思いっきり声が被って思わず顔を見合わせた。
「Aは天使なのに…姉弟でなんでこんな違うんだろ…。」
残念だ…
非常に残念。
「うそ？！俺はにのみぃ可愛いと思うよ！」
「お前らのがゲイじゃねぇか…。」
俺よりお前らのが怪しいっての…。
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とも(プロフ) - やったネ潤くん(*^^*)途中櫻井くんが出てきちゃった時にはちょー焦ったｗｗｗ一途な潤くんの悲しむ所は見たくないって念じながら拝読しましたｗｗｗ良かった！！幼馴染想いのかずくんもステキでした♪ (2018年11月4日 16時) (
レス) id: a1c0ba5bbc (このIDを非表示/違反報告)
なるちゃん(プロフ) - すごくおもしろかったー！キュンキュンきた〜〜！ (2018年6月25日 9時) (レス) id: a1fe1fb9b8 (このIDを非表示/違反報告)
大宮譲(プロフ) - 読ませて頂きました！Ｊにｷｭﾝｷｭﾝしちゃいました(///ω///)♪ニノちゃんのお姉ちゃんとJ想いな部分にもキャーってなりました(///ω///)♪最高！楽しかったです！ありがとうございました！ (2018年4月18日 11時) (レス) id: bae0b2e4bb (このIDを非表示/違反報告)
嵐love(プロフ) - 読みました。短いストーリーだったけど主人公ちゃんに激甘の潤君が凄く出てきてキュンキュンしました。(///ω///)♪私的には、少し櫻井君が可哀想だけど潤君と結ばれて良かったです。姉貴想いのニノも好きです。読んだからケーキが食べたくなりました。f(^_^) (2016年3月16日 9時) (レス) id: 124a98dc04 (このIDを非表示/違反報告)
しおなな(プロフ) - さやさん» きっと彼はニヒルじゃなくてそれこそ天使の笑顔でいる事でしょうね。幸せで羨ましい(笑)そしていつも嬉しいお言葉ありがとうございました。また次作でもコメ欄に遊びに来て頂けると嬉しいです。 (2016年3月10日 18時) (レス) id: 5482a94483 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しおなな
| 作成日時：2016年1月17日 20時
