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午前中に作製を終わらせて、午後は新作の開発や市場の調査をするのが仕事のルーティーンとなっていて。
店番はバイトの由香さんと明美さんが交代で入ってくれていて、忙しい時間や休憩なんかの時だけ店に立つ。
『松潤で客寄せしたいからもっと店出てよ。』
なんて智さんに言われたけど、そんな事してたらケーキが作れないし、そもそも俺はパティシエだ。
『俺に助手つけてくれたら考えます。』
そう言った…
確かに俺はそうは言ったけどさ…。
「んね？かわいこちゃんが助手で嬉しいでしょ？」
ふにゃふにゃ笑った智さんの隣に立つ見覚えがある面影を持つ女の子。
そこまで俺を客寄せパンダにしたいのか、コイツ。
「木村奈々です。」
にっこり笑って頭を下げたのはやっぱり高校の同級生で間違いないらしい…。
「…松本潤です…。」
「うん。知ってる。久しぶりだね？ますますイケメンになっちゃって。」
「…どうも。」
どういう態度を取るのが正解なのかわからず、ぶっきらぼうに答えて。
「あり？お知り合い？」
「はい。高校の同級生なんです。」
「そうなん？偶然だね？」
「はい。びっくりしてます。」
俺もびっくりだよ…。
「そう…それじゃあ問題ないね？俺はケーキの方はノータッチだから詳しくは松本シェフに聞いてください。」
「わかりました。」
俺に彼女を託すと、『俺の仕事終わったからちょっくら釣り行ってくるわ〜』ってどこまでも自由人な智さんは出て行って。
表面上は冷静保ってるけど、内心オロオロな俺。
「松本シェフ？私は何をすれば？」
「あ…あぁ…じゃぁ…えっとメレンゲを…。」
「了解しました。」
にっこり笑って、早速作業に取り掛かり始めた彼女。
彼女は普通だ…
至って普通。
いざとなったら女の子のが切り替えが早いと聞くけど、本当なんだなと。
もう１５年も前の事だ…
彼女の中じゃ、すっかり過去の事で旦那さんや彼氏がいて幸せなのかもしれない。
そうだったら俺が気にするのもおかしいよな。
そう思い、俺も俺で新作の試作品作りに取り掛かった。
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とも(プロフ) - やったネ潤くん(*^^*)途中櫻井くんが出てきちゃった時にはちょー焦ったｗｗｗ一途な潤くんの悲しむ所は見たくないって念じながら拝読しましたｗｗｗ良かった！！幼馴染想いのかずくんもステキでした♪ (2018年11月4日 16時) (
レス) id: a1c0ba5bbc (このIDを非表示/違反報告)
なるちゃん(プロフ) - すごくおもしろかったー！キュンキュンきた〜〜！ (2018年6月25日 9時) (レス) id: a1fe1fb9b8 (このIDを非表示/違反報告)
大宮譲(プロフ) - 読ませて頂きました！Ｊにｷｭﾝｷｭﾝしちゃいました(///ω///)♪ニノちゃんのお姉ちゃんとJ想いな部分にもキャーってなりました(///ω///)♪最高！楽しかったです！ありがとうございました！ (2018年4月18日 11時) (レス) id: bae0b2e4bb (このIDを非表示/違反報告)
嵐love(プロフ) - 読みました。短いストーリーだったけど主人公ちゃんに激甘の潤君が凄く出てきてキュンキュンしました。(///ω///)♪私的には、少し櫻井君が可哀想だけど潤君と結ばれて良かったです。姉貴想いのニノも好きです。読んだからケーキが食べたくなりました。f(^_^) (2016年3月16日 9時) (レス) id: 124a98dc04 (このIDを非表示/違反報告)
しおなな(プロフ) - さやさん» きっと彼はニヒルじゃなくてそれこそ天使の笑顔でいる事でしょうね。幸せで羨ましい(笑)そしていつも嬉しいお言葉ありがとうございました。また次作でもコメ欄に遊びに来て頂けると嬉しいです。 (2016年3月10日 18時) (レス) id: 5482a94483 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しおなな
| 作成日時：2016年1月17日 20時
