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side キヒョン
思わず声を上げてしまった。
大掃除でプール掃除に任命された俺は、掃除中にびしょびしょになった姿でゴミを捨てに来た。
水で重たくなった体でのろのろと向かっていると、ゴミ捨て場の方から袋を引きずるような音が聞こえてくる。
その時は何も思わずに、無意識に歩いてくる女の子の姿が視界に入った。
だが、その子を見た瞬間……
キヒョン「は…っ！」
心臓が、変に高鳴る。
「ん…？」
やばい、目が合った…！
「？？ よいしょ…っと。」
視線を慌てて逸らすと、その子は4つの大きなゴミ袋を、豪快にゴミ置き場に投げ捨てる。
手をパンパンと振り払うと、横髪を美しい動作でかき上げた。
キヒョン「……！」
……か、か…
……かわいい…っ！！
「…ぇ。」
「………。」じー…
この学校で2年も過ごしてきて、今更こんな惹かれる子に出会うなんて…！
目が合ったのになんでだろう、今回は不思議と目が逸らせない。
不審がって向けられている目なのに、今は1つも気にならなかった。
ウォノ「おいキヒョナぁ〜、早くゴミ捨てて戻って来いって。」
キヒョン「は…っ、え？あぁっうん…分かってるよ。」
ウォノに呼ばれて一瞬視線を逸らすと、その子はもうそこからいなくなっていた。
キヒョン「あ…。」
ウォノ「？どしたの。」
キヒョン「…いや。」
胸に、プロデュース科のバッジをつけてたな…。
キヒョン「…プロデュース科……。」ぼそっ
ウォノ「ん？なんて？」
キヒョン「ううん、何でも。」
また、会えるかなぁ…。
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かむり - 超面白いです (2019年11月15日 10時) (
レス) id: d90aae6f87 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうき - とても続きが気になります！これからも更新頑張ってください！楽しみにしてます！ (2019年4月5日 22時) (レス) id: b63dd84918 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にいな | 作成日時：2019年4月1日 3時
