毒舌度529% ページ6
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大量の武器の中から使えそうな武器を選抜していく。
カチャカチャと動作を確認して、何時もと同じ、軽めの武器を選んだ。
くるりと振り返る。
皆の視線が私の手元に集中した。
「あぁ……」
「……そっちかぁ……」
理由を求める視線を交わす事は出来ない。
満足気に頷いている殺せんせーを見据えてから、皆の顔を見渡した。
「……前、渚に言ったの。私はこのクラスが大好きで、大切だから、壊したくないって。ギリギリまで楽しんでたいって。
そして殺せんせーの過去を知った。もう後戻り出来ない所まで来たんだって、冬休みの間実感した。
……逃げ出せる訳ないじゃん」
「腹は括った。今がもう時期なんだって分かった。今まで適当にしてた分、ちゃんと殺せんせーに返したい」
「――だから赤なの」
それに、助けた後他の奴に殺されたりしたら悔しいしね。と笑う。
殺せた後に先生を救う方法が見つかったら、それは良い先生だって、証明の材料になる。
後々に殺せんせーを助ける為にも、教えを駆使出来るのも、合理的なのも、赤だと。
そう思ったんだ。
楽しいE組生活。最後まで、悔いは残したくない。
――…
「さて、これで……全員別れたな」
超体育着に着替え、改めてルール確認。
周りを見渡すと、こっちには各ジャンルのエキスパートが揃っている。人数含め、こちらに不利な点は殆ど見当たらない。
「俺が戦いを仕切ろう。律は戦場を表示してくれ」
「はい!」
「互いのチームの旗の距離は100m弱。俺は中間点で勝負の判定を行ったり……ゾンビ行為等の反則を見張る。それ以外は……君達がどこから攻めようが知らないふりをしてるから安心しろ」
ルールの説明に加え、烏間先生は超体育着の新機能も教えてくれた。通信機と目を保護するバイザーだそうだ。
きっと使う機会がやってくる。
確認を終え、作戦会議と莉桜ちゃんに呼ばれ、私はそっちに向かった。
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葵(プロフ) - れぃ(わー抹茶)さん» 返信遅くなってすみません!!ありがとうございます!!そう言って貰えて嬉しいです!!更新相変わらずマイペースですが頑張らせて頂きます。 (2018年12月11日 18時) (レス) id: eeb8e01c6f (このIDを非表示/違反報告)
れぃ(わー抹茶)(プロフ) - 1話から全部見ました(・ω・)ヨダレとにやけのパラダイスですありがとうございます更新頑張って下さい() (2018年11月13日 6時) (レス) id: 657b3d0cf7 (このIDを非表示/違反報告)
シエンタ - あ…鼻血が…反則だろ…うぅ… (2016年10月16日 4時) (レス) id: 693e560875 (このIDを非表示/違反報告)
怖莉(プロフ) - あ、ヤベ、鼻血出そう(笑) (2016年8月20日 12時) (レス) id: 9dbd352d62 (このIDを非表示/違反報告)
自称美少女www - 葵さん» 女の子…『愛してる』と言いながらの赤面ですかね…いれてほしい! (2016年5月16日 17時) (レス) id: 1e1ea86f7c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:葵 | 作者ホームページ:https://twitter.com/uranai_aoi/status/929368202894721025
作成日時:2016年3月30日 16時