毒舌度５１２％ ページ26
「殺せんせー」
私達の会話を見計らって、委員長は皆を代表し、殺せんせーに問いかける。
「茅野はここまでして先生の命を狙いました。並大抵の覚悟や決意じゃ出来ない暗殺だった。
そしてこの暗殺は……先生の過去とも、雪村先生とも……つまりは俺等とも繋がってる」
「話して下さい。どんな過去でも……真実なら俺らは受け止めます」
「……先生の事、ずっと見てきたから……誰も疑わないよ」
諦めた様にため息をつく殺せんせー。
「できれば……過去の話までしたくなかった。けれど……しないといけませんね。君達の信頼を、君達との絆を失いたくないですから」
「前みたく適当な事言って誤魔化した瞬間その心臓にナイフぶっ刺すぞ」
常に仕込んであるゴムナイフをチラつかせ、冗談は通じないと示す。
私の言葉を最後にして、この場に静寂が訪れた。
「夏休みの南の島で烏間先生がイリーナ先生をこう評価しました。“優れた殺し屋程万に通じる”。的を得た言葉だと思います。先生はね、教師をするのはこのE組が初めてです。
……にも関わらず、ほぼ全教科を滞りなく皆さんに教える事が出来ました。
それは何故だと思いますか?」
「まさか……」
「そう」
「二年前まで先生は……“死神”と呼ばれた殺し屋でした」
「それからもうひとつ」
「放っておいても来年3月に先生は死にます。一人で死ぬか、地球ごと死ぬか。暗殺によって変わる未来はそれだけです」
私達の担任。
超生物は……その“死神”と呼ばれていた……人間の記憶を……語り始めた。
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葵(プロフ) - あいくさん» ありがとうございます！コメントめちゃくちゃ喜ぶタイプなので嬉しいです！私もコメント躊躇う奴ですけど…笑 イラストまで嬉しいです！頑張って綺麗系目指しました笑 これからもマイペースにやらせて頂きます。 (2018年9月18日 20時) (
レス) id: eeb8e01c6f (このIDを非表示/違反報告)
あいく - 葵さんの小説、いつも読ませて頂いてます！とっても面白いです！結構前から読んでたんですけどコメントする勇気が無くて…。兵藤ちゃんのイラスト、とっても可愛いです！お姉さんっぽい感じですね！ (2018年9月18日 19時) (レス) id: fcedbe313e (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - ルラさん» ありがとうございます！1週間なんて……!更新マイペースなのですぐ追いつかれますね()これからもボチボチ更新していきたいと思います！勉強の小休憩にでもなれば幸いです！ (2018年9月10日 19時) (レス) id: eeb8e01c6f (このIDを非表示/違反報告)
ルラ - 一週間くらい前に読み始めて、あっという間にpart14まで！受験生なのに (2018年9月8日 20時) (レス) id: e6ca85b3e9 (このIDを非表示/違反報告)
ルラ - 一週間くらい前に読み始めて、あっという間にpart14まで！受験生なのに (2018年9月8日 20時) (レス) id: e6ca85b3e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：葵
| 作者ホームページ：https://twitter.com/uranai_aoi/status/929368202894721025
作成日時：2016年3月15日 16時
