毒舌度５０７％ ページ21
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ヒュんっと音を立てて触手が迫って来た。
それでも退けないのは、何となく確信していたから。
「ｯ、ぐっ……！」
寸前のとこで触手が止まった。威力の風が私の前髪を掠める。
根源のカエデちゃんは頭を押さえ、苦しそうな表情。
それでも必死に私を見る。
「A……ｯ!?」
「……大丈夫。カエデちゃんのお陰だね」
良かった……。と苦しそうにカエデちゃんが笑う。
その後は早かった。
「ごめんね、茅野ちゃん」
後ろから肩を引かれて黒い触手をざくりと切り落とす。
思わず何するんだ！ と切り落としたカルマに講義するよりも渚が前に出た。
困惑するカエデちゃんを見据えて、渚はカエデちゃんの後頭部に手を回して、
自身と唇を重ねた。
俗に言うキスってやつで、へあっ！？ とされてもいない私が間抜けな声を出した。
いやあの、お願いとか言っといてなんだけどキスとは思ってなかったよ。同じように抱きしめると思ってたよ？？？
逆にクラスメイトのキスシーン見て平然としてる皆さんどうしたの。
背後にいるカルマはスマホを取り出してその光景を納める。何してんだ馬鹿野郎。
何処から突っ込むべきかと一人で慌てていると、目の前の斬られた触手が力を失った様に地面に落ちた。
「――殺せんせー、これでどうかな？」
「満点です渚君、Aさん！ 今なら抜ける！！」
渚のキスの所為か、触手に侵された筈のカエデちゃんはその場に横たわっていた。
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葵(プロフ) - あいくさん» ありがとうございます！コメントめちゃくちゃ喜ぶタイプなので嬉しいです！私もコメント躊躇う奴ですけど…笑 イラストまで嬉しいです！頑張って綺麗系目指しました笑 これからもマイペースにやらせて頂きます。 (2018年9月18日 20時) (
レス) id: eeb8e01c6f (このIDを非表示/違反報告)
あいく - 葵さんの小説、いつも読ませて頂いてます！とっても面白いです！結構前から読んでたんですけどコメントする勇気が無くて…。兵藤ちゃんのイラスト、とっても可愛いです！お姉さんっぽい感じですね！ (2018年9月18日 19時) (レス) id: fcedbe313e (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - ルラさん» ありがとうございます！1週間なんて……!更新マイペースなのですぐ追いつかれますね()これからもボチボチ更新していきたいと思います！勉強の小休憩にでもなれば幸いです！ (2018年9月10日 19時) (レス) id: eeb8e01c6f (このIDを非表示/違反報告)
ルラ - 一週間くらい前に読み始めて、あっという間にpart14まで！受験生なのに (2018年9月8日 20時) (レス) id: e6ca85b3e9 (このIDを非表示/違反報告)
ルラ - 一週間くらい前に読み始めて、あっという間にpart14まで！受験生なのに (2018年9月8日 20時) (レス) id: e6ca85b3e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：葵
| 作者ホームページ：https://twitter.com/uranai_aoi/status/929368202894721025
作成日時：2016年3月15日 16時
