毒舌度４５２％ ページ9
「おーーい！ いるかー、渚ーーっ!?」
「さくらちゃん！ 松方さんと園の皆も!!」
元気な声が裏山に響き渡る。わざわざこの山を登って来てくれたのは、いつぞやお世話になった園長先生や子供達だった。渚に続き私も皆を迎え入れに行くと、お姉さん！ とドンッと腹部に衝撃が走った。
「っぐ……柚君……久しぶりだね」
「こんにちは！ 遊びに来たよ！」
鳩尾的確に黒い頭が押し付けられる。相変わらず元気で可愛いなぁ。多少の痛みには目を瞑ろう。いや、まぁカルマとかと比べて全然痛くないんだけどね。
黒髪をくしゃくしゃ撫で回すとくすぐったそうに首をすくめきゃっきゃと喜ぶ柚君。めちゃくちゃ可愛いんだけどもうどうしよう私ショタコンでいいわ。
「お待たせー」
皆を適当に席に案内してそこそこな評判を得ているどんぐりつけ麺をテーブルに置く。すぐさま美味しいとリアクションをくれるのを見ていると作った甲斐がある。私が作った訳じゃないけどね。可愛い子の愛情もたっぷり詰まってるから美味しいんだよ。
「こんだけ美味しけりゃ売れてるでしょ」
「あはは……」
曖昧に笑った私に疑問符を浮かべるさくらちゃん。
「それが苦戦しててね……。良いもの作っても大勢の人に伝えるのが難しくって……」
「一応知人にSNS使って呼びかけてはいるんだけどねー……。反応はくれても流石にここまでは来てくれないって言うか……」
なんとも言えない顔で渚と苦笑を浮かべると、心配ないよとさくらちゃん。
「渚達は不思議な力持ってるじゃん」
「あぁ。日頃の行いが正しければ必ず皆に伝わるわ」
「ありがと。日頃文句を言いながら暗殺しかしてないけどね」
「それAさんだけだよ」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 352人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
チーズフォンジュ(プロフ) - 葵さん» 出来ました！http://uranai.nosv.org/img/user/data/7/8/e/78e557183b4f678ec005dddf61318fea.png 後から気づいたのですが、髪型の一部を失敗してしまいました、ごめんなさいm(_ _)m (2018年7月6日 17時) (
レス) id: f020dc5a97 (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - チーズフォンジュさん» ありがとうございます！ そう言って貰えると感激ですっ！！ イメ画までいいんですか！(( 是非是非描いてやって下さい！ とっても喜びます！！(作者が) (2018年7月6日 7時) (レス) id: f2edeaa51a (このIDを非表示/違反報告)
チーズフォンジュ(プロフ) - とても面白かったです！更新頑張って下さい！あと、イメ画描いても良いですか？ (2018年7月6日 6時) (レス) id: f020dc5a97 (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - 四葉ゆうさん» 何度もありがとうございます(´；ω；`)ﾌﾞﾜｯ 力不足ながらも頑張ります！ (2018年4月9日 20時) (レス) id: f2edeaa51a (このIDを非表示/違反報告)
四葉ゆう(プロフ) - 更新お疲れ様です！応援してます！ (2018年4月8日 23時) (レス) id: 9b32a0a8f9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：葵
| 作者ホームページ：https://twitter.com/uranai_aoi/status/929368202894721025
作成日時：2016年2月7日 18時
