毒舌度468% ページ25
・
皆に口を塞がれ、私は渋々と黙った。いや、私悪くなくね? アイツ私らの事ゴミクズとか言いましたよ? 怒ろうぜ!!!!!
「A、顔が五月蝿い」
「顔が五月蝿い!!?」
「すまない。顔もだったな」
「謝られても困る。根本的に何も解決してない」
ギリギリと学秀を睨み付けると、ウチの子がすみません……。とメグが出た。メグの子か。悪くない……どころか喜んでなるんだけど。
「いや、こちらこそ馬鹿な幼馴染の手綱を握れきれてなくてすまないな。野犬並なんだ、行動力だけは」
「あぁ……」
「おうおうコラコラ。学秀てめぇ、私のオカンと和みトークとかしてんじゃねぇぞ」
「誰がAの母親よ」
「メグ」
「丁重に断るわ」
「酷い!!!」
「――浅野君、君と理事長の乾いた関係は良く耳にする。ひょっとして……お父さんのやり方を否定して……振り向いて欲しいの?」
「違うと思うよ、メグ。コイツそんな可愛くない」
「そうだな。“父親であろうが蹴落とせる強者であれ”、そう教わってきたし……そうなるよう実践してきた。人はどうあれ、それが僕等親子の形だ」
「「「……」」」
学秀の家庭環境に誰も口を挟めず次の言葉を待つ。因みに私はなんだかんだ言って彼の環境知ってはいたんで今更なんとも思いません。昔は否定しまくった時期もあったけどね。
「……だが、僕以外の凡人はそうじゃない。近くで見てた筈のAだってこの有様だ」
「この有様とは。いや、私の親も中々に変人だから……」
「まぁそうだが……兎に角、今のA組はまるで地獄だ。E組への憎悪を唯一の支えに限界を超えて勉強させる。もしあれで勝ったなら……彼らはこの先この方法しか信じられなくなる」
「……あぁ、そっか。理事長がA組の担任になったの忘れてた」
そんな中勉強なんてたまったもんじゃないと納得すると、学秀が横目でこっちを見た。
「お前がE組に行って良かったよ。あそこにいたら彼らの的だった」
「心配してくれてんのね。うんうんツンデレさんめ、知ってるぞ」
「事実僕が先に手を出しそうだ」
「辛辣」
352人がお気に入り
「赤羽業」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
チーズフォンジュ(プロフ) - 葵さん» 出来ました!http://uranai.nosv.org/img/user/data/7/8/e/78e557183b4f678ec005dddf61318fea.png 後から気づいたのですが、髪型の一部を失敗してしまいました、ごめんなさいm(_ _)m (2018年7月6日 17時) (レス) id: f020dc5a97 (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - チーズフォンジュさん» ありがとうございます! そう言って貰えると感激ですっ!! イメ画までいいんですか!(( 是非是非描いてやって下さい! とっても喜びます!!(作者が) (2018年7月6日 7時) (レス) id: f2edeaa51a (このIDを非表示/違反報告)
チーズフォンジュ(プロフ) - とても面白かったです!更新頑張って下さい!あと、イメ画描いても良いですか? (2018年7月6日 6時) (レス) id: f020dc5a97 (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - 四葉ゆうさん» 何度もありがとうございます(´;ω;`)ブワッ 力不足ながらも頑張ります! (2018年4月9日 20時) (レス) id: f2edeaa51a (このIDを非表示/違反報告)
四葉ゆう(プロフ) - 更新お疲れ様です!応援してます! (2018年4月8日 23時) (レス) id: 9b32a0a8f9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:葵 | 作者ホームページ:https://twitter.com/uranai_aoi/status/929368202894721025
作成日時:2016年2月7日 18時