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毒舌度456% ページ13




 カルマの仕事も請け負った所為か、また私が忙しくなってきた。注文を取って、中に伝えるついでにテーブルを片付けてまた注文を貰って……と意外と動く羽目になる。

 そんな中、リュックを持って何故かトボトボと茂みから出てくる人影。


「……あれ? もう帰っちゃうの?」


 誰あろう、私から渚を連れ去ったユージ君だ。恐らくタメだと踏んだ私は何時もの様に声をかける。


「……うん、ちょっと……」

「美味しくなかった?」

「や、美味しかったけど……」

「そう? そんな顔してるようには見えないけど」


 明らかに渋い顔をしているユージ君に畳み掛ける様に聞くと、何故か変な事聞くけど。と前振りが施された。





「……なぁに?」

「……君って女の子だよね?」

「は?」


 思いもよらぬ質問に素っ頓狂な声が漏れる。どう言う事かと聞く前に、


「ユウジ君!」


 彼を追ってか、渚がこちらに小走りで向かってきた。


「渚、どうしたの?」

「……僕男だってバラした……」

「あっそう」

「……怒らないの?」

「何で?」


 ハッキリしない渚はさておき、私は再びユージ君にそれで? と聞き返す。


「渚が男の子って知って、何で私まで性別疑われてんの?」

「い、いや、そうじゃないかと思ってたけど……念の為って言うか……」

「何で私が念押されなきゃなんないのよ!? 触る!!?」

「さわっ!? Aさん! それは駄目! 問題になっちゃう!!」

「私の性別は誤解されたままなの!?」

「でも触らせるのは駄目なの!」

「私が良いって言ってんだから良いじゃん」

「駄目! カルマ君に教えるよ!!」

「ごめんなさい」

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設定タグ:暗殺教室 , 赤羽業   
作品ジャンル:ラブコメ
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チーズフォンジュ(プロフ) - 葵さん» 出来ました!http://uranai.nosv.org/img/user/data/7/8/e/78e557183b4f678ec005dddf61318fea.png 後から気づいたのですが、髪型の一部を失敗してしまいました、ごめんなさいm(_ _)m (2018年7月6日 17時) (レス) id: f020dc5a97 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - チーズフォンジュさん» ありがとうございます! そう言って貰えると感激ですっ!! イメ画までいいんですか!(( 是非是非描いてやって下さい! とっても喜びます!!(作者が) (2018年7月6日 7時) (レス) id: f2edeaa51a (このIDを非表示/違反報告)
チーズフォンジュ(プロフ) - とても面白かったです!更新頑張って下さい!あと、イメ画描いても良いですか? (2018年7月6日 6時) (レス) id: f020dc5a97 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 四葉ゆうさん» 何度もありがとうございます(´;ω;`)ブワッ 力不足ながらも頑張ります! (2018年4月9日 20時) (レス) id: f2edeaa51a (このIDを非表示/違反報告)
四葉ゆう(プロフ) - 更新お疲れ様です!応援してます! (2018年4月8日 23時) (レス) id: 9b32a0a8f9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作者ホームページ:https://twitter.com/uranai_aoi/status/929368202894721025  
作成日時:2016年2月7日 18時

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