毒舌度４０５％ ページ9
――…
「……呆気ないねぇ」
「「「A!!」」」
指定された場所に向かった僕らは、あっさりと死神に捕まってしまった。部屋全体が下がるなんて予想外だ。僕らを捕らえる為だけに作られた部屋。
ビッチ先生を掴む死神と、ニッコリと笑ってるAさんを睨む。
死神は殺せんせーの人質として僕らを捕らえたと言う。
「――交渉次第では……三〇人近く殺せる命が欲しいとこだ」
「……でも今は殺さない。本当だな？」
岡島君がそう聞いた。死神は頷く。
「……ちょっぴり安心した」
死神の言葉を確認し、僕らは通路と繋がってると思われる場所に竹林君の指向性爆薬を仕掛け、奥田さんの煙幕で相手の目を眩ます。
潜入前に不破さんや磯貝君が言っていた通り、僕らの情報全てが相手には知られてないらしい。Aさんが何処まで喋っているのか分からないけど、こちらに勝機はある。
煙幕に身を隠し、僕らは牢屋を抜け出した。
・
「……いいね。そう来なくちゃ！」
「楽しそうにしちゃって……」
皆が逃げ出した跡を見て死神が笑った。私はどうすればいいのかな？ と聞けばまだ大人しくしていて。と。
「何それ」
「先に僕に遊ばせてよ」
「……勝手にすれば」
――…
結局皆は死神やイリーナ先生の力に屈し、再び牢屋に押し込められたらしい。その連絡を受け私も先程とは別の牢に向かった。皆が手錠と爆発する首輪をイリーナ先生に付けられている。
私に気付いたクラスメイトの目に殺気が宿った。
「どう？ 楽しかった？」
「期待外れかな」
「そりゃあそうでしょうね」
「Aはよくこんな寄せ集めの集団で過ごしてこれたね」
「どーも」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 317人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
葵(プロフ) - みすずさん» ありがとうございます！ 中々カルマ君が出せないからかやる気が足りず申し訳ない……。これからもマイペース更新ですので時々でも思い出して貰えれば幸いです。 (2018年1月28日 20時) (
レス) id: 32c38c1366 (このIDを非表示/違反報告)
みすず - 最高でした！カルマくんのベタ惚れ感いいです！これからも応援してます！ (2018年1月27日 11時) (レス) id: 32ee314352 (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - みずさん» お待たせしてすみません！！！！！死神編のやる気でなくて……！()Twitterでもお世話になっています！これからもマイペースな作者を見守って下されば幸いです……！ (2018年1月21日 19時) (レス) id: 32c38c1366 (このIDを非表示/違反報告)
みず(プロフ) - きゃああああぁあ更新キタアアアア！！！と一人で狂喜乱舞してましたみずです。 (2018年1月21日 17時) (レス) id: 38f9525b82 (このIDを非表示/違反報告)
miku - コメ出来るのは少ないですが、気軽にタメで読んでください。 (2017年12月26日 11時) (レス) id: e73ab21f2a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：葵
| 作者ホームページ：https://twitter.com/uranai_aoi/status/929368202894721025
作成日時：2016年1月20日 19時
