検索窓
今日:13 hit、昨日:20 hit、合計:312,571 hit

毒舌度422% ページ26




 恐らく烏間先生は瓦礫の下敷きになったイリーナ先生を助けてくれる筈。私は先生方が前線復帰するまでの時間を稼げば良い。操作室で水は操作させない。


「相手がAじゃ分が悪いなぁ?」

「リップサービスだよね、うっざ!」

「本心だよ。計画に支障がないとは言え、僕達がここで戦う必要は無いと思わない?」

「あるよ! めちゃくちゃ意味ある!」


 ッダン! と地団駄を踏み、勢い良く走り出す。素早く懐に入ってドロップキックをかまそうとしたけど、それより早くナイフを持った右腕が掴まる。


「いっ、つ……」

「おてんばにも程があるよ」

「っさぃなぁ! あんたに関係ないじゃん!」


 左手で銃を抜いて振り返り、自分の右手首目掛けて発砲すると腕が解放される。死神が僅かに目を見開いた。


「今のだとAの右腕負傷する事になってたよ?」

「別に。賭けてるチップが違うんだから、私の右腕位どうって事ないよ」

「……本当に君は優しいね? 予想外にも程がある」

「最高に要らない褒め言葉として受け取っとくね!」


 満面の笑みで返すと、死神の笑顔が徐々に引き攣ってきた。まぁそりゃイライラしてくるよね。私をよく知ってるクラスメイトですらそろそろ殴ってる位だもん。

 死神がゆっくりと間合いを詰めてくる。落としたナイフを構えておくが、内心かなりビビってます、どうも。





「……Aの相手してあげたいのは山々なんだけどさ」

「うんうん、是非して! 私放っとかれると寂しくて死んじゃうから!」

「それで死んでくれるなら助かるね。じゃあ死んで貰おうかな」


 そう言うや否、死神は私と反対方向に駆け出した。自分に向かってくると思ってた私の反応は遅れる。


「え……えっ!!?」


 出し抜かれた。操作室に行かれた。
 それを悟った私も慌てて走り出した。

毒舌度423%→←毒舌度421%



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (128 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
317人がお気に入り
設定タグ:暗殺教室 , 赤羽業   
作品ジャンル:ラブコメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

(プロフ) - みすずさん» ありがとうございます! 中々カルマ君が出せないからかやる気が足りず申し訳ない……。これからもマイペース更新ですので時々でも思い出して貰えれば幸いです。 (2018年1月28日 20時) (レス) id: 32c38c1366 (このIDを非表示/違反報告)
みすず - 最高でした!カルマくんのベタ惚れ感いいです!これからも応援してます! (2018年1月27日 11時) (レス) id: 32ee314352 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - みずさん» お待たせしてすみません!!!!!死神編のやる気でなくて……!()Twitterでもお世話になっています!これからもマイペースな作者を見守って下されば幸いです……! (2018年1月21日 19時) (レス) id: 32c38c1366 (このIDを非表示/違反報告)
みず(プロフ) - きゃああああぁあ更新キタアアアア!!!と一人で狂喜乱舞してましたみずです。 (2018年1月21日 17時) (レス) id: 38f9525b82 (このIDを非表示/違反報告)
miku - コメ出来るのは少ないですが、気軽にタメで読んでください。 (2017年12月26日 11時) (レス) id: e73ab21f2a (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作者ホームページ:https://twitter.com/uranai_aoi/status/929368202894721025  
作成日時:2016年1月20日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。