毒舌度357% ページ5
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Aさんが接客に行ったは良いが、何だか入口付近が騒がしくなった気がする。何やってんだ……と皆で苦笑を浮かべ、磯貝君が見てくるな。と、この場から離れた。僕らも席から身を乗り出す。
すると……とても接客してるとは言えない、偉そうに腕組みをしているAさんの後ろ姿が目に付いた。相手は誰!? と思い正面を見ると……本校舎の生徒、五英傑……。しかも、浅野君……!? 彼女は浅野君と出会ったって事……!? さ、最悪だ……!!
「これで二度目の重大校則違反。見損なったよ、磯貝君」
入口に行った磯貝君を見るなり、浅野君はそう言うが、ついでと言わんばかりにAさんの方もチラッと睨む。何だ。一体彼女はこの数分で何を言ったんだ。
『わざわざ冷やかしに来るのもどうかと思うけどね〜。暇なの? 勉強したら? また負けるよ、私に』
…………察した。
常連さんがいきなり来た五英傑に何の用だと聞くが、それをあっさりと交わす榊原君。彼の提案で一旦店の外で話そうと言う事に。
『学秀って案外暇人でしょ。あ、ひょっとして私に会いたくなった?』
「有り得ないから安心しろ。君の顔が見たくなるのは君の葬式位だ」
『泣くよ』
早く死ねって言ってるの!? なんて店の外で、ウェイトレス姿で喚くAさんの根性は中々に滑稽だ。色んな意味で。
浅野君はAさんを無視し、磯貝君に目を向ける。何か言う事は? と、目が問いかけてる。
「……浅野、この事は黙っててくれないかな。今月いっぱいで必要な金は稼げるからさ。
それから……Aには何もしないでくれ。俺が無茶言って、今日だけ手伝ってもらってるだけだから」
『Aちゃん偉いからお手伝いー。バイト代も断ったし。……って何で私が庇われて私はそれに便乗してんの!? 最低じゃね私!!』
「何時も最低だろ」
『それはカルマとかお前限定であってな、委員長には違うんだよ』
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葵(プロフ) - runamomoyukoさん» わーい!!ありがとうございます!! 返信遅くてごめんなさい!!! 読み直して貰える様な作品になってて嬉しい限りです!! (2019年6月5日 15時) (レス) id: f205b8954e (このIDを非表示/違反報告)
runamomoyuko(プロフ) - めちゃくちゃ面白い!!暇があればいつも読み返してます! (2019年6月1日 21時) (レス) id: 8880909aab (このIDを非表示/違反報告)
綾斗(プロフ) - 葵さん» マイペースでも大丈夫です!!頭の片隅に置かず、しっかり覚えておくつもりですww (2017年8月7日 23時) (レス) id: 2000cf866d (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - 綾斗さん» 更新疎かでごめんなさい。バイト始まるまではもうちょっと頑張る予定です。楽しみだなんて照れくさいなぁ、ありがとうございます!更新はホントにマイペースなので頭の片隅にでもこの作品を置いて貰えれば幸いです。 (2017年8月7日 18時) (レス) id: dcc347a630 (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - サヤさん» 椚ヶ丘のジャージウロ覚えだったけどね((不器用極めたって言うおまけ付きだから私に何か求めるのはやめた方が良いよ(切実) (2017年8月7日 18時) (レス) id: dcc347a630 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:葵 | 作成日時:2015年12月30日 15時