毒舌度３８７％ ページ35
ーー…
二週間の特別授業は幕を下ろした。……だけどそれは僕らの中間テストの前日だった。
二週間も授業を受けずにテストに臨むなんて……僕らの学校では裸でバトルをするのに等しい。
……勿論、結果は惨敗。
前にも増して猛勉強したA組に蹴散らされ、E組の大半はトップ圏内から弾き出された。自分達の成績の下降に落胆しながら歩いていると、後ろから挑発じみた声が。
「やっぱり前回のはマグレだったようだね〜」
「棒倒しで潰すまでもなかったな」
わざわざこんな事を言いに来たのは本校舎の生徒の……五英傑。彼らは当然の様に順位を取り戻していた。お陰で僕等に発言権がない。
「言葉も出ないねぇ。まあ当然か」
「この学校では成績が全て。下の者は上に対して発言権は無い――」
『――ねぇ！』
榊原君の声を遮る様に後ろから呼び掛けるのは、聞き慣れたよく響く澄んだ声。
『……そこ、そうやって横に歩かれると邪魔なんだけど』
「A、言うだけ無駄だよ。今言ってたじゃん。こいつらは俺らに対して発言権ないんだよ」
五英傑の後ろに立っているのはE組の問題児代表であり……成績上位の二人。……Aさんとカルマ君だ。冷やかしていた五英傑よりも偉そうに立ってる二人。Aさんなんてこの場に居る誰よりも身長がない筈なのに、浅野君と張り合う程の威厳を感じるから不思議だ。
Aさんがニッコリと笑って浅野君のところまで一枚のプリントを持って行く。一方でカルマ君は何処か不満気だ。
『……何か問題でも？』
「……本当に、腹ただしいな君は」
『ありがと』
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葵(プロフ) - runamomoyukoさん» わーい！！ありがとうございます！！ 返信遅くてごめんなさい！！！ 読み直して貰える様な作品になってて嬉しい限りです！！ (2019年6月5日 15時) (
レス) id: f205b8954e (このIDを非表示/違反報告)
runamomoyuko(プロフ) - めちゃくちゃ面白い!!暇があればいつも読み返してます！ (2019年6月1日 21時) (レス) id: 8880909aab (このIDを非表示/違反報告)
綾斗(プロフ) - 葵さん» マイペースでも大丈夫です！！頭の片隅に置かず、しっかり覚えておくつもりですww (2017年8月7日 23時) (レス) id: 2000cf866d (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - 綾斗さん» 更新疎かでごめんなさい。バイト始まるまではもうちょっと頑張る予定です。楽しみだなんて照れくさいなぁ、ありがとうございます！更新はホントにマイペースなので頭の片隅にでもこの作品を置いて貰えれば幸いです。 (2017年8月7日 18時) (レス) id: dcc347a630 (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - サヤさん» 椚ヶ丘のジャージウロ覚えだったけどね((不器用極めたって言うおまけ付きだから私に何か求めるのはやめた方が良いよ（切実） (2017年8月7日 18時) (レス) id: dcc347a630 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：葵
| 作成日時：2015年12月30日 15時
