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Aside
コンコン
天「・・・・・はい・・」
中から声が返ってくる。
貴「奏ちゃん・・・入るよ？」
私は扉を開けて中へと入る。
天「・・・A先生・・・」
貴「・・・奏ちゃん・・・藍沢先生から聞いた？」
天「・・・震えが残ったら・・・治る可能性は・・・・１０％以下だ・・・・って・・」
貴「・・・・うん。」
天「・・・先生・・・・怖いよ・・・・」
貴「うん。」
天「私からピアノが無くなったら何にもなくなっちゃう・・・・」
貴「・・・・実はね、私もおんなじ病気にかかったことがあるんだ。」
天「え？」
貴「丁度奏ちゃんと一緒くらいの年齢じゃないかなぁ・・・」
奏ちゃんは、じっと私の話を聞いている。
貴「私は手術をして、・・・・・残念ながら、震えが・・・残っちゃったんだよね。」
天「え、でも・・・・」
貴「・・・うん。私も、１０％以下だって言われた。でも、１０％以下でも、
可能性が０なわけじゃないんだよ？」
天「！」
貴「私はそこに賭けることにした。その結果、今がある。」
天「・・・・１０％でも、信じられた？」
貴「うん！奏ちゃんは・・・周りから色んなこといわれるかも知れない・・・
でも、頑張ればきっと。」
天「・・・私、手術受ける。頑張る。」
貴「ふふ＾＾じゃ、また来るね。耕作にも伝えとく。」
天「先生、ありがと＾＾」
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作者名：さくらもち | 作成日時：2017年12月28日 17時
