救命の日常３ (ページ30)

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緋山side

緋「あ、藍沢おは・・・・」

いつもどおりに挨拶しようとして、違和感を覚える。

緋「あんた・・・Aは？」

こ「病院にいてから来るとのことだ。」

緋「あ・・・・そ。」

・・・・あぁ、なんか普通になってたな。

藍沢と、Aが一緒にいるの。

うわ、こんなことで違和感・・・・否、感じるよね。

だって、あのカップルだもんね。うん。絶対感じるよ。

あの状況なら。

白「緋山先生？何ぶつぶつ言ってるの？」

緋「は！？あ、否、なんでもない。」

知らず知らずのうちに声が出ていたようだった。

緋「あーぁあ。もう秋が・・・終わっちゃうよぉ。」

白「ほんとにね。みんなで遊びにいったのが、すごく昔のことみたい。」

緋「わ、ほんとだ。」

こ「・・・お前ら、仕事はどうした。」

緋「ぎゃっ」

突然上から声が降ってきたものだから、ビックリして乙女らしからぬ声を発してしまった。

白「ぎゃって・・・・」

私にそんな声を出させた、とうの本人は、涼しい顔をして自分のいすに座っている。

・・・・くそ。

心の中で、ひっそりと毒づいた。