救命の日常３ (ページ15)

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藍沢side

昨日家に帰ると、誰もいなかった。

机の上には、紙が一枚。

はるちゃんの家行ってきます。

几帳面な字でそう書かれていた。

Aが当直以外でいないのは久しぶり・・・・だ。

何かあったのか・・・・それとも、単なるおとまり会か・・・

朝になっても帰ってこないA。

・・・・まさか浮気か。

こ「・・・・・・・そんなはずないな。」

俺は頭を振って、その考えを吹き飛ばした。

今日は朝ごはんを作ってくれる人がいないのだから、自分で作らなければならないのだ。

そう思い、俺はベットから出て下に降りる。

何を作ろうか・・・

今度Aと一緒に何か作ってみるか？それも案外楽しそうだ。

そういえば、まだデートのこと言ってないな。

早めに言わないとな・・・予定の組みようがないし。

そこまで考えて、気づいたらAのことを考えている自分に気づく。

こ「・・・フッ」

思わず笑いが漏れる。

付き合って長い。こんなことはよくあることだった。

そろそろ考えるか・・・・

結婚。

こ「あ、こげた。」