救命の日常３ (ページ12)

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Aside

・・・もう仕事が終わってしまう。

検査するのが怖い・・・・と、思ってしまう。

なぜだかは自分でもよく分からない。ただただ怖くなるのだ。

こ「・・A、何かあったのか。」

貴「え？何もないよ？」

はっきりしたら報告するから。

こ「・・・そうか。これ、天野奏の手術の同意書。さっきもらってきた。」

貴「いつ？」

こ「来週の、・・・今頃位だろうな。」

貴「・・・そっか。・・その日はもちろん当直になっちゃうよね・・・」

こ「・・・・そうだな。」

貴「・・・あ、ごめん！別になんともないよ？！」

少し本音が出てしまう。一緒にいて欲しい、なんて言ったら耕作を困らせるだけだ。

大事な奏ちゃんの手術だよ！？病院に残って、オペを見守るくらいの覚悟でいなくちゃ！

こ「・・・お前、最近体調悪いだろ。」

貴「え・・なんで」

言いかけてハッと、口を押さえる。

こ「やっぱり。・・まあ、お前のことだから俺には言わないだろうけど。

　でも、本当にきつくなったら言えよ。俺が助けてやるから。」

医者ながら頼もしいお言葉です。

貴「ありがと。じゃ、今日は帰るね＾＾」

こ「・・ああ。気をつけてな。」