94:真相2 ページ48
Gr:side
俺がそう言うと、トントンの瞳が、すぅ、と細まった。
tn「へぇ…何でそう思ったん?」
gr「…あの日…俺たちが革命を起こしたあの日の後から、俺はずっと鬼族について調べていたんだ。
様々な文献を漁り、沢山の鬼族のやつに話を聞きに行った。
どうしても気掛かりだったんだ。あの時のトン氏の様子が」
tn「…それで?」
gr「最近分かったんだ。ロボロやひとらんから話を聞いてな。鬼神という、存在を」
tn「それで。俺やと…」
gr「そうだ」
トントンは俯き、黙って俺の上から退き手を差し出した。
それに捕まり、トントンと向き合う。
tn「せやで。俺は鬼神や。でも、俺もそれに気づいたんは革命ん時や」
gr「そうなのか…?鬼族の話では何千年も生きていると聞いていたが…」
トントンは頭を掻き情けないような顔でため息をついた。
tn「……俺、自我が芽生えたの、ここ数十年やねん。それ以前の記憶が…あるにはあるんやけど悲惨でな……ホンマ。情けないわ」
gr「…ほう。なるほどな」
______
___
Ci:side
gr「その後、トン氏から鬼神についての詳しい説明を受けた。そこで俺はある行動をするようトントンに頼んだ」
グルッペンさんがトントンをチラッと見る。
tn「…グルッペンが俺に言うたんは、
一つ目、基本無口で感情を表に出さへんようすること。…これは敵側に何考えてるか分からん奴って言う印象を与えるためらしい。
二つ目、この戦いではグルッペン以外を狙わんこと。グルッペンとしても短期決戦にしたいらしいから、速攻で来いって言われた。
後、エーミール、クラレ先生。この両名の監視」
ci「な、何でその2人なんすか?」
os「…2人は、N国のスパイや」
ci「えっっっ!!そうなんですか!!?」
syp「…グルッペンさんとトントンさんはその時から密かに繋がってたんですね」
tn「せや。なんか、騙してたみたいになったな。すまん」
syp「良いっすよ別に」
gr「そこからはご存知の通りだ。戦いが始まり、俺が降伏し、エーミールがチーノに毒を盛り………シャオロンとゾムがオラニエにやられた」
ci「!!!!!!」
俺は、驚いて声も出なかった。
そんな…あの2人が…?
wrwr国最強コンビと言われた…あの2人が…?
ci「そんな……そんなことって………そんなにオラニエは強かったんですか……?あの、あのシャオロンとゾムより……?」
俺が放った言葉は、虚空へと消えた。
全員俯き、歯を食いしばっている。
154人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
(名前)(プロフ) - の、のば…?四つ葉…?キャラクターTシャツ…?ヴッ頭が (7月4日 16時) (レス) @page37 id: bc99ed2467 (このIDを非表示/違反報告)
桜鬼(プロフ) - 何者か知らないけどノヴァは地獄に落とす。zmの仇(`Δ´)(shaは?) (2023年3月26日 22時) (レス) id: 539bf056e3 (このIDを非表示/違反報告)
愛宮リリー(プロフ) - ノヴァは56す(確定事項)tn氏とhtらんとrbrンゴで殺りに行こう。 (2023年3月26日 21時) (レス) @page42 id: 234445217d (このIDを非表示/違反報告)
君の蕎麦を食べたい - AYMさん» マジです。まあまあそんなに怒らんでも…(汗)お、応援ありがとうです。がんばるます (2023年3月16日 17時) (レス) id: 3d4078a009 (このIDを非表示/違反報告)
AYM - スゥゥゥゥゥゥゥゥゥ、、、まじ、、、?sha zmまじ?推しが二人ッッ(泣)tnさんかっけえええ!とりあえず、ノヴァは許さない(憤怒)これからも応援してます!! (2023年3月12日 21時) (レス) @page25 id: 48240d13f1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:君の蕎麦を食べたい | 作成日時:2022年11月3日 14時