歌い手だらけの歌荘でシェアハウス！【２】 (ページ1)

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1000hit記念~うらたぬき~ ページ1

う「本当にごめん…。なるべく早く、
仕事終わらせたら、ちょくで帰ってくる！」

「んーん…。…大丈夫だよ！今日も、
お仕事頑張ってね！」

う「…うん。行ってきます。」

うらたん…行っちゃったなぁ…。

まぁ、何だかんだやることあるし、

帰ってくるのはすぐ……………

「ふ…ぅ…。……っ…。……ぅぅ…」

溢れ出る涙は頬をつたり、冷えきった床に

ぽとり、ぽとりと、落ちて滲んだ。

私とうらたんは、付き合って9年。

飽きられちゃったのかなぁ…。なんて、

思ったら涙が止まらなかった。

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

やる気もなく、ダラダラしていたら、

夜の8時を知らせる時計の音が静かに、

儚く静まり返った、部屋に響いた。

今頃…うらたんと楽しく話をしたり、

ケーキ食べたり、プレゼント交換したり、

楽しいクリスマスのはず…………。

「………っ」

また涙が出てきそうになって、急いで

頬を軽く引っ張る。

「うらたんだって、頑張ってるんだ。
私が泣いてどうする………。」

自分に言い聞かせるように、呟く。

ﾋﾟｰﾝﾎﾟｰﾝ…。

急に鳴るインターホン。

「こんな時間に…誰？」

目尻の涙を拭い、玄関へと行く。

ゆっくり扉を開けながら、顔を出す。

「はi((ﾊﾟﾊﾟﾊﾟｧｰﾝ！！！！))？！」

そらまふうらさか「メリークリスマス！」

四人が一気にクラッカーを鳴らし、

満面の笑みで、こう言い放った。

状況が飲み込めない私は、ただ、固まる。

さ「大成功ーーー！！！！！」

そ「びっくりした？」

「な…何でみんな…」

ま「うらたさんが、企画したんだよ！
" いつもお世話になってる、大好きな時雨に
やんかしてやりたいから、協力して！"って
気が早いうらたさん、昨年のクリスマスに
もう、この話持ちかけてきたんだよ！
ふふっ。時雨ちゃん、うらたさんに、
相当愛されてるみたいだね！」

う「ちょっ////！まふくん！」

「どゆ…こと…？今日仕事って…」

そ「まぁ、あとはお二人でどーぞ。」

さ「俺らは撤退します！」

ま「うらたさん、ファイト！」

そう言って、三人はいなくなった。

状況が飲み込めないため、もう一度、

うらたんに聞いてみる。

「うらたん…どーゆーこと？」

う「嘘ついてごめん。実は今日は、
仕事なんて無かったんだ…。みんな…、
…あの3人の所で話し合って、色々…、
準備とかしてたんだ。本当はもうちょい
早く帰るつもりだったんだけど、、、
ちょっと長引いちゃって…」

じすう→→→