過去5 ページ14
その日、泣き疲れて私はすぐ寝てしまった。
あ、晩御飯食べて、お風呂も入ってだよ?
朝、目を覚ましたら、またいい匂いがした。
着替えて、階段を降りると要さんがいた。
朝起きて、人がいるなんて、何年ぶりかな。
店長「おはようございます。 時雨様。
今日の朝食は、洋風にしてみました。」
「…要さん、私のことは、 時雨でいいわ。
堅苦しいのはやめて、タメ口にして?」
店長「 時雨が言うなら、、、。あ、あと、
俺のことは『要』でいいよ!」
「うん!それにしても以外だね。要の、
一人称が『俺』なんてさwww」
店長「ひっど!?俺だって男だし!」
ぷくりと頬を膨らませる要。
不意に可愛いと思ったのは内緒。
店長「さっ!朝ごはん食べよ!」
「うん!」
.
.
このまま、要と暮らせたらなぁ。
なんて、甘い考えだった。
____________________
それから数日がたち、要とは兄弟のように、
とても仲良くなり、幸せだった。
その『幸せ』は、すぐに消えるのに。
ガチャッッッ!
ある日の午後の14時頃だった。
その日、要は執事の集まりの用事があり、
午後の18時くらいにしか、帰らない。
と、言われていた。
要がいないなんてつまらないなぁ…と、
暇そうにしていた時に、ドアが開く。
ここは成瀬家の土地。入れる人物は、
限られている。入れるのはおそらく、
あいつらと、あいつらの使用人、、、
あと、要くらいだろう。
まぁ、選択肢としては要はまずない。
憶測が正しい要は時間さえ的確だ。
こんな時間に来るはずはない。
と、なると…あいつらか、使用人。
どちらにしろ、最悪としか言えない。
勝手に入ってくるなんて、もってのほか。
.
.
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私と要だけの大切な場所を
.
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とらないで。
私は不意に身構えていた。
姿を現した人物に、私は、
.
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絶望した。
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会いたくもない。
見たくもない。
名前すら聞きたくない。
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.
私の最低で最悪な、父だった。
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髑髏(プロフ) - 和音さん» 髑髏と書いて、「どくろ」と読みます! (2018年1月10日 21時) (レス) id: b9b1446492 (このIDを非表示/違反報告)
和音 - すみません!お名前なんと読むんですか!? (2018年1月10日 19時) (レス) id: 3e25417524 (このIDを非表示/違反報告)
髑髏(プロフ) - まふゆさん» 自分でも見てて和みます((( (2017年12月6日 22時) (レス) id: b9b1446492 (このIDを非表示/違反報告)
まふゆ(プロフ) - 時雨、可愛いなぁ… (2017年12月6日 19時) (レス) id: 6507c8db30 (このIDを非表示/違反報告)
髑髏(プロフ) - つきみだんごさん» ありがとうぉぉぉおおお!!!!!!!!!!!なんかもう無理矢理感半端なくてごめんね((( あらまぁ!そりゃ良かった! (2017年12月6日 17時) (レス) id: b9b1446492 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:髑髏 | 作成日時:2017年4月16日 22時