・ ページ3
蒙恬「急にそんな事言うなんて珍しいから凄い熱あるのかと思って、」
A「な、なんだ〜熱測るだけか。」
蒙恬「え？だけって、」
A「あ、いやっえと……」
(キスするかと思ったって……ただの変態じゃん!!!)
蒙恬「……もしかして、キスとか想像してた？」
此方を見るなりニヤニヤと、私の考えている事が分かっている。
A「……わかってるくせに。」
恥ずかしくてフイッとそっぽ向くとクスッと笑う声。
蒙恬「ごめんごめん。もういじわるしないからこっち向いてよ。」
A「……した。」
蒙恬「え？」
A「キスの想像しちゃった。」
蒙恬「A……。」
呼ばれて恥ずかしさのあまりゆっくりと振り向くと蒙恬の顔がすぐ近くにあった。
A「！………っ」
チュッと軽くなったリップ音。
蒙恬「可愛さのあまり、つい。」
目を見開かせている私にいたずらっ子のように笑う蒙恬。
A「だ、ダメだよ！移っちゃう。」
蒙恬「移ってもいい。キスしたい。」
ゆっくりと近づく顔。逃げられない、逃げるなんて選択肢もない。
ただ、蒙恬の柔らかな唇が重なるのを目を瞑り待った。
蒙恬の匂いが鼻をかすめふにっ触れる柔らかな感触。
初めは触れるだけの優しいキス。それから角度を何度も変えて少し長く。
蒙恬「……口、開けて？」
彼の舌が中で私のと掻き回る。
A「はァ……ふぁっ……も、蒙恬っん……。」
やがて粘着質な糸を引きながら離れる。
そして私を優しく抱きしめた。
A「もうっ、こんな長いの……本当に移っちゃったらどうするの？」
蒙恬「いいって言ってるでしょ。Aだって、気持ちよかったくせに。」
A「……バカ。」
次の日には私の風邪も治っていた。
私の心配通り、後日蒙恬は熱を出してしまった事は内緒。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 21人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
いぶ - 現パロ書いてくださる人がなかなか居ないので嬉しいです！この短編集めちゃハマってますw リクエストで項翼お願いしてもいいですか？ (2020年5月4日 15時) (
レス) id: 4556abf82f (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - 宜しくお願いします (2020年4月4日 1時) (レス) id: 362ea31481 (このIDを非表示/違反報告)
星の空(プロフ) - 匿名さん» コメントありがとうございます。バジオウですね！ご期待に添えるか分かりませんが書いてみます。(^^) (2020年4月4日 0時) (レス) id: f9ab9db8e5 (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - バジオウいけますか？いけたらお願いできませんか？ (2020年4月3日 17時) (レス) id: 362ea31481 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：星の空 | 作成日時：2020年4月3日 1時
