始まり ページ1
これは残酷な世界に立ち向かう、心優しい少年とある鬼との優しい優しい物語です。
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炭「善逸!!頼むから離れてくれ!!」
善「ヤダヤダ!!絶対に離れないからね!?
俺をこのままここに置いてかないでよォォ!!」
とある山の奥深くに鬼が居ると、任務があった。
幸い単独任務では無かった為、少し安心していたのだが結果はこうだった。
炭「善逸!!いつまでこうしてるつもりなんだ!!これじゃあ鬼を倒せないだろう!?」
善「びぇぇぇぇ!!わがってるよぉ、俺だって!!でもでも、無理なものは無理なんだよぉぉ」
俺の足にしがみついて離れようとしない善逸に、俺は必死で説得してみたものの離れる様子は無かった。
(まいったな…このままじゃ、本当に鬼を倒せないぞ…)
俺は焦る気持ちを抑え、冷静に考える事にした。
(こうなったら仕方が無い…)
俺は背負っていた箱を地面に降ろすと、コンコンと軽く叩いた
すると、中から眠そうな顔をした妹の禰豆子が出てきた
禰豆「む…?むー?」
どうしたの?と言わんばかりに禰豆子は不思議そうな目で見てきた
炭「すまないな禰豆子。善逸が俺の足から離れようとしないんだ…悪いが善逸の事を頼んでもいいか?」
俺がそう言うと、禰豆子はこくりと頷いた。
善「禰豆子ちゃぁぁぁん!!」
善逸はすぐさま禰豆子の方へと飛んで行った。
炭「ふぅ…これで暫くは問題無いだろう…」
禰豆子達はなるべく安全な山の麓の方へ避難してもらう事にした。
善逸のあの状況だと、中々戦闘態勢に入るのは難しそうだと感じたからだ。
善「え!?炭治郎、お前一人で行くのか!?
ダメダメ、死ぬ!死ぬよ!?」
炭「大丈夫だ、俺が何とかする。二人は出来るだけ安全な所に居てくれ。」
禰豆「む……むー…」
不安そうな禰豆子の頭を優しく撫でてやった。
炭「大丈夫だ、兄ちゃんは必ず戻ってくるからな!約束だ!!」
俺は禰豆子の為にも死ぬ訳には行かない…だから、絶対に生きて戻る。
善「約束だぞ!?約束したからな!?」
炭「ああ!約束だ!」
そう言って俺は、鬼の匂いがする山の山頂へと向かった
辺りにはびこる鬼の匂いは強く、微かに感じる腐敗臭からかなりの人を喰ったのだと思われる。
炭「どんな理由であろうと、これだけの人を喰ってきた事は絶対に許さない。」
強い怒りを胸に抱きながら山を駆け上がった。
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豆大福 - はじめまして!そのようなお言葉を頂けて嬉しいです!体調管理も整えた上で更新します。貴方様もご自愛ください。 (2021年9月17日 23時) (レス) id: dfee756c2e (このIDを非表示/違反報告)
さら - はじめまして!!このお話凄く大好きです!!炭治郎くんめっちゃ大好きです!!お話続き楽しみにしてます!!コロナで大変ですが、お体には気を付けてくださいね!! (2021年9月13日 23時) (レス) id: d237d559b7 (このIDを非表示/違反報告)
シルビア☆姉貴 - 豆大福さん» 太陽は克服しているため、日中でも外出は出来る。屋敷には藤、薔薇、コスモスの花が植えられている。 (2021年6月2日 18時) (レス) id: 769a4deb70 (このIDを非表示/違反報告)
シルビア☆姉貴 - 豆大福さん» 青葉の口ぐせは「教えてもらうんじゃない!!!!見て盗め!!!!」 (2021年6月2日 16時) (レス) id: 769a4deb70 (このIDを非表示/違反報告)
シルビア☆姉貴 - 豆大福さん» そして、漆ノ型の雪の癒しは自分の怪我と味方複数の怪我を癒すため、かなりの体力を消費する。 (2021年6月2日 14時) (レス) id: 769a4deb70 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:豆大福 | 作成日時:2020年8月20日 0時