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「……え？ 寝たの？」
頬に置かれてた手がずるりと落ちた。
反応無くなった時からまさかと思っていたけど。
「……返事がない。ただの赤羽のようだ」
ポツリと呟いてから私はそっと目を開ける。思ってた以上に近い距離に顔があってギョッとした。綺麗な顔が近くにあるとビビるんだけど。
どうしようかと悩むのはほんの一瞬。重い腕をどかし、そっと帰ろうと言う結論に至った。
腰に回ってる腕を退かして、出来るだけそっとベッドから抜け出そうとする。
「ん……」
「へっ、わ……っ!?」
ぐいっと手首を掴まれてそのままベッドに倒れ込む。出来るだけ声を殺したつもりだったが、起こしてしまっただろうか。
「……どこいくの？」
どうやら起こしたっぽい。
でも半目だし、ひょっとしたら寝ぼけてる可能性もある方に賭けた私は、行かないよ。と笑った。
「とりま腕キツいから離してくれない？」
「んー……」
「ど、何処にも行かないから……」
「あたりまえ……」
寝てる筈のカルマの力が凄まじくて、適わずズルズルとベッドに戻された。仕方ないのでまた体制を戻してみるが落ち着かない。
「……A」
「なっ……!?」
ふとカルマの目が開いて、要件を訊くより早く、前髪をかきあげられて、おでこに軽く唇が押し付けられた。
「……おやすみー」
「……へっ？」
混乱してる私を置いて、カルマは満足気にまた寝てしまった。何度か瞬きをして、ようやく事態に気付く。
「っ……ばか……」
おやすみってなんだ！ 寝ねぇよ！ 寝れないわ！
私だけ慌ててるのが悔しくて、完璧に寝てる事を何度も確認してから、勢い任せに彼の頬に口を寄せた。
唇に熱が伝わってきて、今度こそと逃げる様にベッドから抜け出す。
足音を殺してカルマの部屋を後にした。赤い顔を片手で覆いながら、LINEに文字を打ち込んどく。
送信はまた後でにして、私は家を出た。
＿＿＿＿＿＿
『良かったらお粥あっためて食べて。
心配するから、早く完治しろよ』
『大好きだよ』
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葵(プロフ) - 百瀬さん» TRIGGER(天にぃ)の夢小説書きたい位にはガチ推しです← 改めましてコメントありがとうございます！ マイペース更新ですが、楽しく頑張らせて頂きます！ (2018年6月14日 0時) (
レス) id: f2edeaa51a (このIDを非表示/違反報告)
百瀬(プロフ) - 作者さんもアイナナ知ってるんですか！？なんか嬉しいです。凄く、面白いので更新頑張ってください! (2018年6月13日 23時) (レス) id: 72cebca7cd (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - サヤさん» えっ、何、私何かしたっけ((初めて!?そんな大層なの貰っちゃっていいのかしら有難く受け取ります!!← また今度私も描かせて貰うね!!ありがとう!!! (2018年5月21日 23時) (レス) id: f2edeaa51a (このIDを非表示/違反報告)
サヤ - http://uranai.nosv.org/img/user/data/0/e/3/0e35ac3ebee3e9d12b2dcda3e22b38e1.jpg いきなりごめんなさい…！！日頃の御礼と感謝等をはんぱなく込めて描きました！初めて描いた為見苦しいですケド。いつもありがとう！あおちゃんには感謝してもしたりないです…!! (2018年5月21日 17時) (レス) id: fb5777db69 (このIDを非表示/違反報告)
カコ - 昨日この作品のシリーズ発見して、2日で読み切りました！面白すぎて！ただ、パート13辺りからパスワード入ってて、正確には読破していません…で、でもそこまでは読んだもん！これからも応援してます。焦らずゆっくり更新お願いします。パスワード外れたら教えて下さい (2018年4月15日 21時) (レス) id: 667d573e94 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：葵
| 作者ホームページ：https://twitter.com/uranai_aoi/status/929368202894721025
作成日時：2017年11月18日 12時
