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バチりと目が合って、妙な沈黙が流れる。私は素知らぬ顔で通り過ぎようかと思ったが、それより早く赤羽君が空気を震わせた。
「ねぇ、」
「、はい？」
「……今の、聞いてた？」
「今の……？」
恐らく彼が言ってるのは告白未遂の現場の事だろう。申し訳なくもバッチリ聞いていたが……果たしてそれを殺気立ってる赤羽君に言えるものか。
ふらっと目線をさ迷わせていると、苛立った様に赤羽君が髪を掻きむしる。
「ねぇ、どう思った？」
「はい？」
てっきり怒られるとばかり思っていた私は、思わずなんの事かと聞き返した。
「アンタ俺と同じクラスの奴でしょ。じゃあ俺とAの関係知ってるよね」
「……えぇ、まあ」
意外だった。私みたいな存在感もない奴を、赤羽君が一クラスメイトとしてでも覚えてくれていた事に。てっきり興味無い事にはとことん興味を示さないと思っていたのに。
「今の聞こえてたんでしょ。別にそれはいーけどさ。……で、どうだった？」
「どうって……兵藤さん？」
「そ。…………あそこまで言ったら普通気付かない！？」
溜めていたものがあったのだろう。赤羽君が遂に取り乱した。私の返事も聞かないまま、ブツブツと兵藤さんの鈍感さを語られる。
「可笑しいでしょ……。ここまでアピってたら察する何かとかないわけ？ 何で事如くフラグへし折るの？？ 何かどうしたら結びつかないの……？」
「……まぁ、普通だったらあそこで第三者目線にはならないよね……」
「でしょ！？ 好きな人いる？ って聞いたのが間違いだったってわけ！？」
「い、いやぁ……むしろ踏み込まないと兵藤さんとは進まないよ……」
「だよね……。もー、どーしたらいいの……」
一際文句は出たのか、今度はお手上げだと項垂れる赤羽君。
適当に言葉を選んであそ笑いしながら、私は赤羽君の冷酷無比と言う印象は大分薄れていた。彼も存外フレンドリーなのか。もしかしたら兵藤さんの影響かもしれないけども。
……そう考えると彼女と赤羽君は一緒にいるべきかもしれないな。
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葵(プロフ) - 百瀬さん» TRIGGER(天にぃ)の夢小説書きたい位にはガチ推しです← 改めましてコメントありがとうございます！ マイペース更新ですが、楽しく頑張らせて頂きます！ (2018年6月14日 0時) (
レス) id: f2edeaa51a (このIDを非表示/違反報告)
百瀬(プロフ) - 作者さんもアイナナ知ってるんですか！？なんか嬉しいです。凄く、面白いので更新頑張ってください! (2018年6月13日 23時) (レス) id: 72cebca7cd (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - サヤさん» えっ、何、私何かしたっけ((初めて!?そんな大層なの貰っちゃっていいのかしら有難く受け取ります!!← また今度私も描かせて貰うね!!ありがとう!!! (2018年5月21日 23時) (レス) id: f2edeaa51a (このIDを非表示/違反報告)
サヤ - http://uranai.nosv.org/img/user/data/0/e/3/0e35ac3ebee3e9d12b2dcda3e22b38e1.jpg いきなりごめんなさい…！！日頃の御礼と感謝等をはんぱなく込めて描きました！初めて描いた為見苦しいですケド。いつもありがとう！あおちゃんには感謝してもしたりないです…!! (2018年5月21日 17時) (レス) id: fb5777db69 (このIDを非表示/違反報告)
カコ - 昨日この作品のシリーズ発見して、2日で読み切りました！面白すぎて！ただ、パート13辺りからパスワード入ってて、正確には読破していません…で、でもそこまでは読んだもん！これからも応援してます。焦らずゆっくり更新お願いします。パスワード外れたら教えて下さい (2018年4月15日 21時) (レス) id: 667d573e94 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：葵
| 作者ホームページ：https://twitter.com/uranai_aoi/status/929368202894721025
作成日時：2017年11月18日 12時
