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「……カルマ君」
「なに、渚君？」
とある昼休み。潮田君が赤羽君の席にやって来た。どうやら先生から課題の提出をするよう伝言を預かってたらしい。因みに私の席は窓際の一番後ろだ。教室の様子がよく見渡せる。
「えー、俺やってないなー」
「カルマ君ならすぐ終わるよ」
「午後帰るつもりだったんだけど……」
「そうなったら明日残すって」
「マジか……教科書なんも持ってきてねー……」
あ、これきっと兵藤さんに借りに行って返さないやつだ。と、私……と多分潮田君も悟っただろう。赤羽君がノロノロと席を立った。
「A次体育って言ってたし、いるかな……」
えっ、赤羽君、兵藤さんの時間割把握してるの？ だから教室いる時間分かる的な？ それは流石に怖い。
等と考えていると、ガラリとドアが開いた。こんなタイミングにこんな大きな音を立ててドアを開けるのは彼女しかいない。
「赤羽いるっ!?」
よく響く声で何故か切羽詰まってる兵藤さんだ。A、と親しげに下の名前を呼んで赤羽君が入口に向かう。
「次体育じゃないの？」
「もー、この際赤羽でいいやっ！ ジャージ持ってる!? Tシャツとハーパンあればいいんだけど！」
「あるけど……はっ!?」
珍しく赤羽君は取り乱した。恐らく彼女はジャージを忘れたから借りたいんだろうけど……え？ 彼氏でもない人からジャージ借りるの？
「な、んで……？ 他の友達は？」
「皆聞いたけど持ってなかった……」
肩に付くか付かないかの桜色の髪をぐちゃっとかきながら兵藤さんは早く早く！ と赤羽君を急かす。額に汗が滲んでるし、肩で息をしているとこを見ると、今まで持ってる人を探してたんだろう。確かに体育の先生は少し怖いし、あまり遅れて行ける授業ではない。何よりあと五分位で昼休み終わるよ。
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葵(プロフ) - 百瀬さん» TRIGGER(天にぃ)の夢小説書きたい位にはガチ推しです← 改めましてコメントありがとうございます！ マイペース更新ですが、楽しく頑張らせて頂きます！ (2018年6月14日 0時) (
レス) id: f2edeaa51a (このIDを非表示/違反報告)
百瀬(プロフ) - 作者さんもアイナナ知ってるんですか！？なんか嬉しいです。凄く、面白いので更新頑張ってください! (2018年6月13日 23時) (レス) id: 72cebca7cd (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - サヤさん» えっ、何、私何かしたっけ((初めて!?そんな大層なの貰っちゃっていいのかしら有難く受け取ります!!← また今度私も描かせて貰うね!!ありがとう!!! (2018年5月21日 23時) (レス) id: f2edeaa51a (このIDを非表示/違反報告)
サヤ - http://uranai.nosv.org/img/user/data/0/e/3/0e35ac3ebee3e9d12b2dcda3e22b38e1.jpg いきなりごめんなさい…！！日頃の御礼と感謝等をはんぱなく込めて描きました！初めて描いた為見苦しいですケド。いつもありがとう！あおちゃんには感謝してもしたりないです…!! (2018年5月21日 17時) (レス) id: fb5777db69 (このIDを非表示/違反報告)
カコ - 昨日この作品のシリーズ発見して、2日で読み切りました！面白すぎて！ただ、パート13辺りからパスワード入ってて、正確には読破していません…で、でもそこまでは読んだもん！これからも応援してます。焦らずゆっくり更新お願いします。パスワード外れたら教えて下さい (2018年4月15日 21時) (レス) id: 667d573e94 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：葵
| 作者ホームページ：https://twitter.com/uranai_aoi/status/929368202894721025
作成日時：2017年11月18日 12時
