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ザーッ
雨が激しく降り続いている…
道行く人は私をまじまじとみていた。
それもそのはず、こんな雨の中傘もささずに
靴も履いてないまま歩いているのだから…
心配というより、冷ややかな視線が私に突き刺さる。
でもそんなことも私には考えられないほどだった。
これから…私はどうすれば…。
こんなことしか考えなかった。
その理由は、元彼だ。
元彼は多額の借金を残し、私を保証人にして逃げたのだ。
1000万?…そんなの…返せるわけない!
歩くのも疲れてしまった私は、人目のない路地裏に座った。
『あはは…バカみたい…。』
あんなに好きだったのに…
あんなに愛してたのに…
彼には私はただの金づるでしかなかったのだ…
もう涙も枯れてしまった。
ただ冷たい雨が…私の肌を侵食していく…。
"誰か…助けて…"
そう心の中でつぶやくと、急に視界が白くぼやけてきた…
その瞬間…
グラッ
倒れていく私の体…
その時
ガシッ
誰かによって私の体は倒れずに済んだ
『…あ、あ…りがとう…ご…ざいます…』
寒さでというのもあったが。
その人の服装が明らかに怖い人だったから
ヤ…ヤクザ…?
思わず震えてしまった…
すると
「怖がらなくてもいい。大丈夫だ…。」
と優しい声で言ってきた…。
続けるように彼が言った言葉は
「お前…困ってんだろ。」
『…えっ?』
思ってもない言葉が来て驚く私に彼はさらに続けていった…
「俺の女になれ…。そしたら生きていける。」
突然過ぎて…頭が混乱している…。
だが、私にはもう拒否権などない…
私は頷くしかなかった…。
そこから私の意識は遠のいていた…。
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みゆ(プロフ) - そうなんですね!すっごく素敵です!!!更新頑張ってくださいっ! (2016年10月24日 21時) (レス) id: fb10959e04 (このIDを非表示/違反報告)
りょーた丸(プロフ) - みゆさん» ちょっと変態で、でもしっかりしてる龍友くんをイメージして書きました。いつもの龍友くんを意識したので、そう言っていただけると嬉しいです! (2016年10月24日 6時) (レス) id: 15c1d920a6 (このIDを非表示/違反報告)
りょーた丸(プロフ) - カエデマンさん» 返信遅れてました!申し訳ありません!頑張ります!これからも応援よろしくです! (2016年10月24日 6時) (レス) id: 15c1d920a6 (このIDを非表示/違反報告)
みゆ(プロフ) - 龍友くんかっこよすぎます、 (2016年10月24日 3時) (レス) id: fb10959e04 (このIDを非表示/違反報告)
カエデマン - 小説良かったです。頑張ってください (2016年9月12日 17時) (レス) id: 469e32b0ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りょーた丸 | 作成日時:2016年8月26日 0時