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「派手にやられたねえ」
「ヒョンジンさん、来てくれてありがとうございます」
「まあ待機命令出てたし、仕事はちゃんとするよおれ」
ぐるっと一周部屋の中を見渡したヒョンジンさんは、「もうこの部屋調べるどころじゃなさそうだし、派手にやっても良いよね？」と、悪そうな笑みを浮かべていた
すでにド派手な登場をしてきたような気もするけれど、彼にはまだまだパフォーマンスがあるようだ
StrayKids内でトップクラスの攻撃力を持つヒョンジンさんが来てくれたことで、だいぶ戦況が有利になった
気になることは、途中からチャンビニの指示が届かなくなってしまったので、指示を仰ぐためにも一度彼のところに行った方が良さそうだ
スンミンさんはまだ動けなさそうだし…、私が行くのが一番だろう
「二人とも！私チャンビニの所に行ってきます！」
「えっ、危ないですよ」
「あー、俺ここくるまでに多分ほとんどヤッてきた。大丈夫だと思うけど」
しゃがみ込んでいるスンミンさんは、はあ？とヒョンジンさんを睨んでいるけれど、彼は知らんぷりをしながら「さあヤりますか！」と自分の身長ほどあるアンチマテリアルライフルをブンブンと振り回している
あり得ないと頭を抱えるスンミンさんは身体中かすり傷だらけで、こんなになるまで身を挺して私を守ってくれたことに、また涙が溢れそう
だめ、ここで泣いたらスンミンさんに示しがつかない。グッと堪えて、名前を呼んだ。
彼が返事をしながら振り向いた時、思いっきり強く抱き締めた
「っ、は！？」
年頃の男の子に安易にこんなことするなんていけないとは思うけれど、小さい頃からハヌルにお礼を言う時はこうしていた
私の中で感謝を伝える方法はこれしかなかったから
それに正直StrayKidsの人達は上の二人以外弟のようにしか見えないし、彼らも私のことなんて女として見ていないだろう
「スンミンさん、守ってくれてありがとう！」
しっかりとお礼を伝えて、瓦礫を飛び越えてチャンビニのところへ向かった
ずっと聞こえてきたものが聞こえないと、なんだが物足りない気もする。それに、チャンビニの無事も気になるし。
確かこのアジトの地下でハッキングを続けると言っていたはず。まずは地下に向かおう。
「わ、あの人結構大胆だね〜、てかなんで急にあんな…、やー、キムスンミン」
「…なに」
「顔真っ赤だよ、…ぶふっ」
「うるさいな！」
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ニナ - コメント失礼します！もうストーリーがタイプすぎます！更新楽しみに待っています！ (4月21日 10時) (
レス) id: 86d1e90db7 (このIDを非表示/違反報告)
ユジ(プロフ) - 面白そうな作品です🤭更新楽しみにしてます！😻 (3月4日 13時) (レス) @page6 id: 9c971eb260 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：浅葱 | 作成日時：2024年3月3日 13時
