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「ヨンボギお疲れ〜！」
「ありがとう二人とも」
試合は終わり、三人で行きつけの飲食店に来ていた。ヨンボクはあと一歩のところで優勝を逃してしまったが、それでも準優勝という素晴らしい結果だった。彼の眺める銀メダルに光が反射して、ヨンボクの双眸をより輝かせている。
「今日だけでヨンボクの写真めっちゃ増えた」
「そりゃあんだけ撮ってればね…」
「試合中にこっちみてとか叫ぶから僕ほんとに恥ずかしかったよ、笑」
「相手選手も気まずそうだったよね笑」
フォルダを見返してヨンボクの勇姿を語りだしたら止まらないヒョンジンと、それを恥ずかしくも嬉しそうに聞いているヨンボク。
ヒョンジンはヨンボクをつまみに、ヨンボクは照れ隠しでお酒を煽っているようで、二人ともいつもより酔うのが早かった。そんな二人を見ていたら自分もいつもよりお酒が進んでしまって。
二人と違って酒量の少ない私は、すぐにどうしようもない酒乱と成り下がってしまった。
「ちょっとAー！起きてよー！」
「ぅうん…」
バシバシと手加減なしに肩を叩かれている気がするが、それよりも眠気が勝ってしまい意識が遠のいていく。
———————————————…
「ああ〜…、A潰れちゃったね」
「ヨンボギが煽るからぁ〜」
「えっ僕のせい？」
「…ま、そろそろ帰るぅ？俺も眠くなってきた。どっちがA送ってく？」
「うーん…。僕Aとは反対方向だから、ヒョンジナ送ってくれる？」
「おっけー、これ貸しね。次はヨンボギかスンミニにさせるから」
「もちろん！」
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作者名：浅葱 | 作成日時：2023年9月25日 12時
